INSIDE LLEWYN DAVIS(2013)

 

 

 

 

「古くて新しけりゃ フォークソングだ」

 

 

主人公のオスカー・アイザックを見てあれって思った人もいると思いますが、

あのスターウォーズのポー・ダメロンでした。

この作品では彼が何度となくギター片手に歌ってるのですが、

歌が上手なので俳優だけじゃないのかもと思ったら歌手だったんですね。

どうりで上手い訳です。

 

作品は、彼の歌がメインでほぼ曲が流れているので、

素朴なフォークソングをじっくり堪能できる音楽映画。

なかなか売れなくて、お金もないけど家もなく、

友達の家を転々として渡り歩いている生活をしています。

 

猫が何度となく登場してくるのですが、この猫を連れて歩くときに、

ゲージやバックなどを持たず、素手で抱えて外や電車に乗ります。

地下鉄のシーンでは、座っていると逃げ出したりして車内を歩いたり、

歩行中に逃走したりとヒヤヒヤしますが、この猫の撮影シーンが印象的に残ります。

 

猫の名前は「ユリシーズ」オス。

この猫が主人公の生活や現状と重なっているような、いい演出をしています。

ストーリーは売れない歌手の卵のお話といったような、一見地味な話ですが、

随所に別の演出がされているユニークな作品です。

 

観終わった時には、スタンプラリーのような隠されたアイテムを追っていたような

感覚にもなり、面白い構成作品だったと気づかされるような作品。

決して派手な演出ではないので、クロスワード的な感覚を思い描いて頂けると

いいかもしれないです。

 

 

キャリー・マリガンと主人公の怖いぐらいの爆弾発言も凄すぎて口があんぐり。

痴話げんかの絶えないカップルも顔負けかも。

女は怖いなと思える会話攻撃で、男はタジタジかも。

そんな二人のやり取りもあります。

 

 

 

オスカー・アイザック

 1979年3月9日 - グアテマラ出身で主にアメリカ合衆国で活動する俳優歌手
グアテマラにてグアテマラ人の母親とキューバ人の父親の間に生まれる

フロリダ州マイアミで育つ。2005年にジュリアード学院を卒業。

 

卒業後に本格的に俳優活動を開始し、リドリー・スコット監督の『ロビン・フッド』 や

ニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ドライヴ』等に出演。

2013年、コーエン兄弟監督『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』で主演として抜擢される。

音楽映画である本作は、ジュリアード音楽院卒業の実力を発揮し、実際に劇中で歌とギターの演奏を披露。

また、同作は第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、グランプリを受賞した。

自身も全米映画批評家協会賞主演男優賞などを受賞し、ゴールデングローブ賞 主演男優賞

 (ミュージカル・コメディ部門)にもノミネートされ、注目を浴びる。

2015年、スター・ウォーズ・シリーズの続編で第7作目の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』への出演。

 

インサイド・ルーウィン・デイヴィス
『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』
エクス・マキナ
スター・ウォーズ』シリーズ
X-MEN: アポカリプス

 

 

 

 

僕は「ユリシーズ」フォクソングシンガー。

 

 

 

 

 

 

 

sleepおすすめ評価

   ハラハラ度   爆  笑爆  笑爆  笑

   構成度      照れ照れ照れ照れ照れ

   配役度            グラサングラサングラサングラサン

   満足度            ラブラブラブラブ

   リピート     笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

   音楽       口笛口笛口笛口笛口笛

 

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013)

INSIDE LLEWYN DAVIS

監督
 

 

 

 

 

■映画情報
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 (2013年 アメリカ)
 
■内容・ストーリー
物語の舞台はまだマスコミやレコード会社などが発達していなかった1961年、NYのグリニッジ・ヴィレッジ。ライブハウスで歌うフォーク・シンガーのルーウィン・デイヴィスは、最近何をやっても裏目に出てばかり。一文無しで知り合いの家を泊まり歩く日々。つい手を出した女友達からは妊娠したことを告げられ、おまけに仕方なく預かるはめになった猫にも振り回される始末。山積みになったトラブルから逃げ出すようにルーウィンはギターと猫を抱えて人生を見つめ直す旅に出る。ジャズ・ミュージシャン、ローランドとの悪夢のようなドライブ、歌への信念を曲げれば成功するかもしれなかった有名プロデューサーのオーディション、年老いた父との再会の末、とうとう歌をやめて父と同じ船員に戻ろうと決意するが、それさえもうまくいかない。旅から戻りあらゆることに苦しめられ打ち拉がれたルーウィンはまたNYのライブハウスにいた。歌い終えたルーウィンがふとステージに目をやると、そこにはやがてフォークの世界を大きく変えることになる無造作な身なりの若者、ボブ・ディランらしきシンガーの姿が。同じような日々がまた回り始めたかのようにみえるルーウィンの人生。しかしその外側で、彼の想いを受け継いだかのように、新しい時代がすぐそこまでやってきていた……。
■キャスト・スタッフ
出演:オスカー・アイザック,キャリー・マリガン,ジョン・グッドマン,ギャレット・ヘドランド,ジャスティン・ティンバーレイク
監督:ジョエル・コーエン,イーサン・コーエン
■視聴時間
01:44:39

(C)2012 Long Strange Trip LLC

 

解説

第66回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したジョエル、イーサン・コーエン監督によるドラマ。フォークソングで有名な1960年代のニューヨークはグリニッジビレッジを舞台に、音楽活動に奔走しながらも苦闘するシンガー・ソングライターが過ごす1週間を見つめる。『ボーン・レガシー』などのオスカー・アイザック、『17歳の肖像』などのキャリー・マリガンなど、実力派俳優が結集する。コーエン兄弟ならではのユーモラスな語り口に加え、詳細に再現された1960年代フォークシーンの描写も見もの。

 

あらすじ

1960年代のニューヨーク、冬。若い世代のアートやカルチャーが花開いていたエリア、グリニッジビレッジのライブハウスでフォークソングを歌い続けるシンガー・ソングライターのルーウィン・デイヴィス(オスカー・アイザック)。熱心に音楽に取り組む彼だったが、なかなかレコードは売れない。それゆえに音楽で食べていくのを諦めようとする彼だが、何かと友人たちに手を差し伸べられ……。

 

 

 

 
書籍で原作を読みたい。

 

 

 

 

なし。