ソウルの南大門のヒルトンホテルにあるセブンラックカジノにシングルゼロのラピッドルーレットが昨年の二月に導入された。その情報を入手して以来、どんなものか試したかったのだが、今回その体験をしてきた。


結果は20万ウォン程の勝利で終わった。


普通のルーレットはプラスチックで出来たコイン(チップ)を一つ一つディーラーが手で処理しながらルーレットも回すのに対して、ラピッドルーレットとはルーレットは人で回すが、掛け金は機械操作で受け付けるもので、当りの配当も自動的に行われるために、ディーラーは単にルーレットを回すだけで済むシステムである。なので一回当りのゲーム数が格段に多い、大体40秒に一回の設定である。通常のルーレットはどれだけ速くても一時間20ゲームが精一杯である。


このラピッドルーレットの最低掛け金は配当三倍以下の部分は4000ウォン、それ以上の配当部分は2000ウォンである。速いゲームと低配当部分の高い最低掛け金で最初は面食らったが、そもそも大穴狙いの私は2000ウォンの部分しか掛けないので、まっいいかとなった。


シングルゼロのみと言う事は寺銭は2.5パーセント程、シングルゼロとダブルゼロが二つがある通常のルーレットの半分のリスクである。だからゲーム回数を上げて最低掛け金を高く設定したのだな・・・・同じラピッドルーレットタイプは同じソウルのウォーカーヒルにもあるが、こちらは普通のルーレットを使用している為に最低掛け金は500ウォンからとなっている。実はこのウォーカーヒルのラピッドルーレットでは私は一度も勝った事が無い。寺銭5パーセント超えでの長時間ゲームはやはり運が見方しても勝てないのだ。


そして、ラピッドタイプは相手が機械なので常に孤独だ。普通のテーブルを囲むルーレットはゲームが遅い為に参加者同士世間話もはずむから一種の社交場の側面もあるが、ラピッド型はそれが無い、次から次に進むゲームに隣同士でさえ打ち解ける暇も無い。


ルーレットはやはりシングルゼロのみのマカオでやるべきゲーム。テーブルを囲んでやるゲームだと思った。