最近の最先端の風潮に「空気なんて読むな」がある。
空気を読み場に合わせる = リーダーシップを発揮する必要が無くなる = 周りに流されるようになる = 自分自身で意思決定をしなくなる = 指示待ち仕事をする = 収益が上がらなくなる
が図式だ。
ユニクロの柳井会長は言う「会社の言う事を聞くような人は要らない」と。言い方を変えると「回りの雰囲気ばかりに気をとられ人の意見ばかりを聞いている人は具体的な形を作り出す事が出来ない。形、プランを生み出す事が出来ないから完成までの流れを作れない。流れを作れないから人の指示が出来ない、指示が出来ないからリーダーシップが形成しないのである。
言っている事はもっともだ。空気を読めば読むほどその集団に属する人間は縮み十羽一烏状態になるのは当然であるのだが、
「空気なんて読むな」と空気ばかり読んでいるような人に強いると、そもそも突出した発想自体が出来ない集団に属していた人たちは本当の意味が理解できずに全ての事に対して空気を読む事を禁止させられた気持ちになるだろう。
「空気なんて読むな」とは「小集団での空気なんて読むな」と言う事であり、全ての商いは「大局の空気」を敏感に感じ取る、つまりは社会全体の空気をめちゃくちゃ読む必要があるのである。そして、隙あらばそこに切り込み市場を獲得していくのである。
結局は「空気を正確に読め、そして感じ取り、その空気を道具として利用しろ。」と言う事であり「空気を読むな」は飛躍しすぎて的を得てないような気がするのは私だけだろうか。