単位を貰うために、放送大学大分学習センターで面接授業を受けてきた。
授業のタイトルは「絵画のたのしみ」で色の三原色を使っての絵画表現だった。
先生は大分大学で絵画を教えている、現代アート作家の久間清喜准教授でした。
「The Waltz by firefly (蛍の円舞)」
右に赤、左に青、中央に黄色を配置して、直接画用紙に絵の具を置き、自分の感覚、イメージに従い筆を走らせる遊びをしました。
現代アートの場合は作品に先入観を与えない為にあえて「無題」とするような場合もあるとの事ですが、私は最初の筆の一振りが過日写真で撮った蛍の舞いに思えてしまい、そこからイメージを膨らませてしまい、「The Waltz by firefly (蛍の円舞)」にした。
過日撮影した蛍の写真です。
「Ebony ivory and asian on the world」
色の調和を感じるための色配色の練習です。私くらいの歳になってしまうと無意識に寿命を気にするためか、どうしても、行動に対して意味を加えようとしてしまいます。大学に向かう際に車で偶然ポールマッカートニーとスティービーワンダーの名曲「Ebony and Ivory」が流れていました。「黒人と白人が存在して完璧な調和をかもし出している」と歌うこの曲は人種差別に対して問題提起と解決を誘う名曲だ。おいおい待てよアジア人の俺らはどうなるのと軽い突っ込みを入れた矢先に、今回の「色の調和」の課題が出たのだ。
先生の家の庭で出来た玉ねぎをスケッチブックの左に置き、軽く鉛筆であたりを付け、赤、青、黄色の水彩絵の具のみで色と濃淡をだしながら書き写す練習をしました。絵筆を握るのは7年ぶりの私、書いているうちにどうしても、同じにはならないのですが、「モデルのネギのほうを書いている絵に合わせましょう」と言ってネギを動かす先生の言葉であーあーそうかと目からウロコが落ちてしまいました。
最後の課題で「戸外で三原色のみで描く」で描いた私の作品です。先生から「非常にすばらしい」と言われてしまい。絵で褒められた経験など殆んど無い私はどうしていいか判らずとまどってしまいましたが、めちゃくちゃ嬉しかった。写真だけでなく絵も始めようかな・・・と思いました。