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本日は休日ですので、甲冑作りをお伝えしますね。
前回は胴の胸板を作りましたので・・・
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今回は肩上(わたがみ)を作ります。
「肩上」というのは、後胴の上の左右から首の横を通って前に出て、前胴の胸板と紐で連結する肩の部分です。
古いものはこんな感じで、長いベルトのようになっています。
https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/historystation/rekihaku-meet/seminar/bugu-kacchuu/kc_intro3.htmlより
室町期辺りまで作られていた、右下引き合わせで着用する胴丸や、背中で引き合わせて着用する腹巻は、胴自体が提灯のようにある程度屈伸するようにできていたため、この肩上を肩に掛けて胴を吊り下げるよう着ていたのですが、これって結構肩が凝るんですよ。
ところが、槍や弓、鉄砲が組織的に使われれ始めると、一点に力が集中する刺突攻撃を受ける機会が増えてきて、こうした縦横に可動性のある胴は小札板が割れたり、突き抜けたりするようになってしまいます。
このため、まず小札を連結する「本小札」形式から、横一枚を一枚板で作る「鉄腹巻」(かなはらまき)が生まれました。
http://business4.plala.or.jp/kyuko/html/katcyu/katcyu027.htmlより
さらに、この上下の板をがっちりと打ち止めて固定すると、もっと防御率が上がるでしょ?
こうなると、肩で胴を吊り下げるより、腰で固定して肩先をちょっと浮かせたほうが、腕も動かしやすいし肩も凝らないのです。
このため、当世具足形式になってからは、胴を着用するときには、まず肩にのせるように身に着けてから、ちょっと肩をこんな感じでくいっと上げて・・・
腰についている締繰緒(しめくりお)をギュッと締めて、肩を落とします。
そうすると、肩先と肩上の間に隙間ができるのです。
指一本分の隙間が良いと言われていますよ。
こんなの着てても、全く肩が凝りません(^o^)
話が長くなりましたが、つまり当世具足になってからの肩上は、胴を吊るためというより、肩先を守るための防具の一部になったのです。
そんなわけで、ちょっと幅が広がっています。
私は、西洋から来た甲冑から入った西洋甲冑の良いところを取り入れて、背中から左右が繋がった状態で前に伸び首周りを守る立襟と一緒に作った南蛮胴形式タイプがお気に入りですので、それを作ってみました。
形成し終わったら、立襟の縁が首に食い込まないよう、端を外側に折り曲げて、当たりを柔らかくします。
どうでしょうか。
なかなかいいカーブでしょ?
次回はこれを後胴に付けます(^o^)
手作り甲冑一領めのこれ↓の制作過程については、坂東学校の歴史の授業の方でお伝えしております。
よろしければどうぞご覧ください(^o^)
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