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テロ準罪(「テロ等準備罪」。略称が統一されていない上に略称なのにまだ長く、テロ防止に反対する勢力がその立場をごまかすために使う「共謀罪」の方が覚えやすい略称であるため、法の本質の拡散と世論喚起を目的に、私は勝手にそう呼んでおります)は、波乱含みの展開となっております。

 

 

ところがどさくさに紛れてこれとセットにした陰謀なのか、あるいは現場を知らない無知なのか、先生方が変な方向に突っ走り始めましたよ(-_-;)

 

 

【与党・維新修正協議、捜査可視化の調整難航 「GPS」「親告罪」は合意】

http://www.sankei.com/politics/news/170510/plt1705100048-n1.html

 

 

捜査の可視化? 

取調室を録画してみんなで見れるようにすることだそうですが・・・

 

だったら調室より公開性のある裁判所も可視化しろよ。

 

 

こういうイラストでぬるい表現にするのやめてほしいね。

書いてる人だって苦しんでるじゃないか。

 

 

【法廷イラストを描きました(高松市不正開票事件初公判)】

https://plaza.rakuten.co.jp/masakuni/diary/201409040000/

 

 

大体にして、取り調べ情況なんて可視化したら誰が一番困るのかわかってますか先生?

 

改心しかけて、本当のことを話そうとする外国人犯罪者が一番困っちゃうんですよ。

 

 

国会議員の先生方だって前科持ちの方は複数いらっしゃいますので知らないはずはないと思うのですが(笑)

 

 

なぜ改心しかけた外国人犯罪者が一番困るのかというと、日本における外国人の犯罪の多くは共犯がいるからです。

 

 

言葉も不便で土地勘もあまりない異国の地で外国人が犯罪を犯すってのは、それなりの度胸がいることなんです。

 

だから、万引きだって仲間と一緒にやるんです。共犯傾向があるのです。

 

 

私が取り扱った中国人犯罪者についても、例えば単独の強盗なんか1人しか取り扱ったことないですよ。

 

(しかもそれも、たまたま「強盗にするしかなかったケース」です。

 実際は警察に追われて逃げ込んだアパートでたまたま一人暮らしの女性が帰宅し、玄関を開けたその後ろから押し入って、ついでに襲ってヤッて財布取り上げて、頃合いを見てトンズラしたら外で逮捕された極悪中国人でしたが、被害女性が強姦で訴えないから強盗で起訴するしかなかったレアケースでした)

 

 

外国人の強盗に関する単独犯・共犯別のデータがあるとすれば、おそらく単独の強盗犯罪もあるでしょう。

 

しかし私の実務経験からすると、その多くは万引き実行後の逃走時に捕まることを免れようとして店員に暴力を振るい抵抗したなどの「事後強盗」です。

 

 

そして中国人の場合、こうした犯罪を行うときは、普通は人脈がつながりやすい同郷者などでタッグを組む事が多いため、1人が逮捕されても仲間のことは話しません。

 

 

なぜなら、農村部などの地域では村そのものが遠い親戚つながりばかりで、日本人の場合と違い、報復は実家や親戚にまで及ぶことが多いからです。

 

日本の警察に捕まって複数の同郷共犯者の名前を出したとなると、村全体が実家に報復するおそれがあるのですよ。

 

 

そういう背景があるから、逮捕して取調室で通訳捜査官が頑張っても、被疑者(犯人)は基本的になかなか仲間の話はしません。

 

ところが一部、刑事や通訳捜査官の説得から本当に改心したのか、あるいは裁判における心象を良くしたいと考えるなどの理由で、仲間の話をする犯人もいるんですよ。

 

 

でも調室にカメラがあると、共犯である仲間を警察に「売った」その情況が記録されてしまうため、話したくても話せない。

 

 

刑事が「話す気がねえなら、留置場でよく考えてこい」と言って取り調べを打ち切り、留置場に返すと、今度は留置場で「ホントのこと話すだからケジさん呼んで!お願いします!」と騒ぎ出すので、留置係から連絡を受けた刑事がタイミングを逃すまいと、食い損ねた遅い昼飯を打ち切ったりして、またこの犯人を取調室に連れてくる。

 

 

・・・でも、また黙る(-_-;)

 

「カメラがあるから話せません」だなんてカメラがあるから言えないでしょ(笑)

 

 

「だったら留置場で話を聞いて調書化すればいいじゃないか」

 

という人がいますが、必要最小限の空間に拘束されている留置場での取り調べは、手錠をかけたままの取り調べ同様、任意の供述を担保することにならないため禁止されているのです。

 

そして改心した犯罪者も事実を話せないまま裁判となり、証拠だけがガッチリ示され、自供がないことから「改心の情が認められない」とされて、ちょっとヘヴィーな判決に。

 

 

つまり、取調室の可視化は、特に共犯傾向の強い外国人犯罪者に関して、

1 本人の改心などによる自発的な供述をカメラで抑圧し、

2 事件の真相解明を阻害して、

3 自供できないまま裁判を迎えた被疑者(犯人)への厳しい判決につながっている

のです。

 

 

・・・何という非人道的取り調べ。!

 

 

シュプレヒコール! シュプレヒコール! 

 

外国人犯罪者の自供抑圧を、許さないぞー!

 

外国人犯罪者の言論の自由と安全を、認めろー!

 

犯罪者の改心の機会を、取り戻すぞー!

 

犯罪者の更生と情状酌量を、勝ち取るぞー!

 

 

・・・って、俺にやらせるな俺は元刑事だよ。

 

ここは、いやこれこそがマッチポンプ人権屋の出番だろ?

 

 

刑事自身は大して困りませんよ。いつも通りにやりゃいい。

 

いや、いつものようになどいろいろ考えず、被疑者が改心しようが1〜2年多めのお務めになろうが、被害者が浮かばれまいが、現場を知ろうともしない国会が決めた上っ面の人権を大事にして、淡々とやりゃあいいんです。

 

そういうことですよね先生。

 

 

まあ少なくとも、精神的「人権拷問」に耐える刑事はいても、今どき取調室で拷問やってるヒマ人刑事なんていないし(笑)、調室のほうが国会よりは紳士的で人権が保証されていることは確実ですよ。

 

 

↑こんなこと取調室でやったらクビですよ(笑)

 

俺だってこんな取り調べしたことないし・・・

 

 

やっちまうなら目立たないようにやれよ(-_-;)

 

 

・・・森ゆうこ先生、いくら自由党だからって自由すぎます。

目潰し・鼻の穴に指入れはK-1でも反則。ダメ、ゼッタイ。

 

 

法制定の「実務」だけの話であって、全く現場の「実務」にかすってもいない、一番関連する現場の「実務」を知ろうともしないし、知る必要があると思いつきもせず、取り調べの現場改善だとは、片腹痛えわ。

 

それが国際化を迎えた本邦国会の「実務者協議」です。

 

一事が万事この調子、これじゃ国民が悪法に圧迫されます。

よろしくお願いしますよ。┐(´д`)┌ヤレヤレ

 

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