みなさん、あけましておめでとうございます(^o^)
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
正月三ヶ日、いかがお過ごしでしたでしょうか。
というわけで、
まずはいつものひとポチを!
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さて、新年一発目から頭にくる話題ではなんですので、まずは準備体操がわりに、皆さんからご協力を得て作成しております「沖縄護国武人具足」の制作進捗状況をお伝えしますね。
前回は、大量生産される甲冑に高級感を持たせるため関が原以降に開発された「切付小札」についてご紹介しましたが、これを超える「本切付小札」を作るべく、竹ひごをつかって草摺作成にチャレンジ。
しかし、野外での製作加工中に雨に濡れて、あれだけ硬かった生革の小札板もイカの切り身のようになってしまいました。(T_T)
でも、ここで挫けず、この作業を続けて、
・・・全部で7間5段下がりの35枚、作りました(^o^)
もうすでにかなりマニアックなお話になっておりますので、ついてこれない方、ごめんなさい(笑)
さて、本来なら鉄板にコクソ(昔のパテ)を盛り付けて凹凸を付けるところ、この草摺は当時使われていた牛の生革に、竹ひごを貼り付けているため、各凸がかまぼこ型になっています。
普通の切付小札もこうなっていますが、当時高級品になっていた本小札はこうなっていないのです。
つまり、切付小札はパテを盛り付けただけですので、上から見るとこんな感じになっているので・・・
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
完成した状態でもちょっとメリハリに欠けます。
しかし本小札は薄い革札を綴じ付けて並べていますので、同じく上から見ると
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へへへへへへへへへへへ
・・・という感じになっていて、エッジの効いた凸凹になっているので、表面は隣り合わせる小札どうしが、のろーんとつながっていないのです。
これぞ大名・重臣級高級品の証!
・・・というわけで、貼り付けた竹ひごを一本一本を斜めに削って平面を出し、メリハリを付けます。
左側が断面を切り出したもので、右側が竹ひごのままの状態。
ちょっと上から見てみますと・・・
上が削り出したもの、下が竹ひごのままの状態です。
大した違いではないのですが、50年後、100年後の甲冑マニアを唸らせたいのですよ(^_^;)
・・・で、こんな感じで草摺の格段全部35枚の竹ひごをすべて削り出しました。
これに塗色すれば、切付小札よりは本小札のように見えることでしょう。
でも、これだけでは板札に力が加われば曲がって縦にヒビが入り、竹ひごが剥がれたりしますし、ヒビから水分が入れば生皮が膨らんで、またイカの切り身のようになってしまいます。
生革を使った本物も、折れ曲がってコクソ(パテ)や漆が剥げ落ちるのを防ぐため、裏側に「敷」と呼ばれる骨を入れて、細い革紐で札板に絡みつけています。
九州地方の甲冑の場合は、この敷に竹ひごが使われているようですが、普通は鉄材で作られていますので、失敗した鉄材からこの敷を作ります。
まずは直角に細長く折り曲げて・・・
これを畳み込んで、折り返して・・・
完全に叩き潰さず、ちょっと潰れた鉄パイプくらいにします。
なかなか同じ太さの敷を作るのは難しいですが、これを35本作ります。
私は普段あれこれ考えることが多いので、こういう単純作業が大好きなのです。
次回は草摺に、敷と縅糸を通す孔(あな)を空けますね(^o^)
・・・マニアック過ぎて、すみません(^_^;)
護国武人具足にご芳名を入れたい方は、
どうぞご覧ください。
【みんなで、国体と沖縄を守る甲冑を奉納!
「鋼鉄の護国武人計画」】
http://bandou.an-an.org/index.php?沖縄護国武人計画
ご芳志お振込先は、こちら↓まで。
ゆうちょ 店名 019店
口座種別 当座
口座番号 0450828
名義 坂東 忠信
(ご芳名は漢字でお願いします。
もちろんカタカナでもOKです。)
ご協力いただいた方のお名前は、完成後に胴の裏側にびっしり記名して奉納、神社で代々大切に保管していただける予定(^o^)
みなさんのご協力をお待ちしております!
よろしければ、お帰りにポチっとやってもらえると嬉しいです(^_^;)
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