ちょっと前に、長い友人と表参道でグルテンフリーカフェへ行ってきました
ランチタイムに行きました
小麦粉、白砂糖、添加物フリー
ちょっと詳しい方は「添加物」の定義に興味が湧く所ですが、それは横に置きます
完璧なお店を探すわけではないからね
昨今「グルテンフリー」という言葉が聞かれます
私も慢性疾患のある方には、このグルテンによる体調不良を疑う事も多いです
グルテンアレルギーの方は深刻です
これ、成分であるグルテンや小麦そのものが悪いわけではなくって
人類が小麦を都合良いように品種改良したあげくに出てきた問題でもあるようです
その証拠に古代小麦と言われる「スペルト」などでは症状が出ない、もしくは余り出ないと言うケースも報告され、最近自然志向のパン屋さんではスペルト小麦のパンなども販売されつつあります
私もスペルト小麦のパンは滋味が溢れ大好きです
でも、スペルト小麦は殻が何重にもなっていて脱穀が大変なんです
脱穀する機器を作っているメーカーさんが日本でも殆ど無いとの話しも聞きました
だから品種改良され、より精製しやすい扱いやすい小麦になっていったんですね
さらに旨味成分を増やす改良の過程で不自然なグルテンが形成されていってしまった、、、という事実があります
私達が主催するA seed for the next で講師を務めて頂いた無肥料栽培農家の岡本よりたかさんはこのスペルトを栽培している数少ない農家さんです
よりたかさんは専門家ですので、詳しくはFBのよりたかさんの発信等を見てくださいませ^ ^
さて、話しを戻してランチメニューは数種類から選択します、1000円前後で普通のお洒落なランチ価格、表参道ではちょっと安い位かな
ベジ中心の友人は野菜のパスタ(奥)
味付けはあっさりでシンプルですが深みがしっかりありました
量も女子には充分満足
米粉のパスタは小麦と区別がつかないほど違和感無く、、、
最近のナチュラルフード業界の進化は本当に凄いなーと感じます
食べた感想は、やっぱり胃が軽い、身体が楽、食後眠くならない
これってグルテンだけの問題ではなくグルテンを中心とした食品に使用されている添加物や白砂糖や人工甘味料などの複合的な問題ですので、健康を考えたらここのカフェのように同時に「添加物・白砂糖フリー」にするのが全うだと思います
いまや大量生産出来、均一化する為に生産地や生産者で個性が出ないようにタネの段階で改良され、画一化された穀物や野菜がほとんどで、野菜それぞれの味が失われてしまった事と添加物の発展は無関係ではありません
よくよく考えるとコンビニやファストフードチェーンなどで日本中どこでも同じ味のものが食べられる事がクレイジー
在来のタネで自然栽培で育てたら、自宅の小さなプランターの中でも味が違うものが出来ます
全く同じ味のものを数ヶ月間大量に作り続けるには素材の味を画一化し、添加物で均一に味をつけるしかありません
大量生産で同じものが同じような価格でいつでもどこでも提供される事が「当たり前」になり、便利と言う理由で求める人たちが多いのも事実です
それが植物達や植物の世界にどんな負担をかけているのかは一切考えられていませんし、人体に対してその改良や添加物がどう影響してゆくかについては長期的な研究が必要な為か、ほとんど研究されていません
科学の世界では正確に一つの物質の効果効能をエビデンスとして取るので「グルテン」といったらある一つのグルテンだけの実験になってしまいますから、複合的な影響に関しては食品だけでなく医薬品の世界などでも研究は手つかずのものが多い現実があります
ここが難しい所でもあり、消費者や情報の受け手がしっかり考えなくてはならない所ですよね
決して自然界にもとからあるグルテンが悪いわけではありません
問題は複合的ですから、科学的なエビデンスがあまり役に立たない事もある
自分の身体で感じるのが何より一番
グルテンフリーカフェ、リピ決定です