画像はパキスタンのもの。これ、人間がちゃんと乗れるブランコです。

パキスタンでは、家の中にブランコをおいたりするのですよ。ええ。

 

 

 

 

 

 

 

実は、義父が交通事故で急逝したため、昨年(9〜10月にかけて)パキスタンに帰国していました。

 

こ、このコロナ禍に!!!

 

じょ・常識ね〜〜

 

 

と言われそうですが、

 

一波のあった20年3月や、現在(21年2月)で、なく、やや、収まったと見えた、比較的(とはいえ、普通とは比べられないですが)出国のしやすい時期でよかったです。

 

よかった、と言うと、こんな時におかしな表現ですが、J(夫)はお葬式には参列できなかったものの、急逝の報告をもらった3日後にはパキスタンに到着しておりました。

 

 

 

 

 

(パキスタン全土かどうか知らない)と、前置きしておいて、

 

 

ムルタンでは、戸籍が無いので、男性が亡くなると、まず、新聞に掲載します。その後、裁判所に家族で出向き、「家族は我々以外にはいない」と宣誓するのですね。

 

これ、なぜかと言いますとね、

 

パキスタンは第3夫人まで認められているので、

 

【財産目当て】 で、「私も子供も身内!」と名乗る赤の他人が出てきたりするそうなんですよ。

 

他にも、ちょろっと顔の似ている男性が、「兄弟だ」と名乗るような事例もあるそうで。

 

パキスタンの多くの地域、そして、実家のあるムルタンは、女性のみでの外出は推奨されておらず(できないわけでは有りませんよ)常に男性に守られていて、社会経験のない女性も多い。

 

そのため、大黒柱が亡くなって、妻、娘しかおらず、おろおろしている間に詐欺師的な人間が現れ裁判所で手続きを済ませ住む場所を奪ってしまう、という事件が知ってる範囲であった、とJが話してくれました。

 

 

 

 

 

そういうわけで、書類を揃えて手続きやなんやらかやら、Jには悲しみも、そして大変、忙しい滞在でした。

 

 

 

 

その間に、1回、法事的なものがあり、皆でコーランを読んだりしましたよ。

 

それが、アラビア語とウルドゥーしかないので、まあ、私はさっぱりでしたが、イスラム教と言うと、とても厳格だというイメージがありますが、

 

「こいつは外人で、全くわかってねえ」って感じで、大抵のことなら、皆、「あんたは、よかよか」です。ほっと一安心ですから、皆様もご心配なく。

 

パキスタンで結婚式やお葬式に参加する人はなかなか少ないか知れないですが、たとえば、パキスタンを旅行してモスク見学など、宗教的なところに触れる場合でも、現地の人にしたがって日本人の常識的な範囲で行動すれば大丈夫です。

 

 

で、その法事的なものは、Jの実家で行うのですが、列席に集まったその人数は・・・・

 

 

約200人。

 

 

え?20人じゃないの?いえいえ。200。

 

ご存知の通り、イスラムは結婚、そして子供を授かるのが神からの命令級の御加護。ですから、皆、とっても子沢山。

 

親戚にも10人の子供がいると言う家族もおります。普通に。だから、親戚の数も半端ないです。

 

女性は1階、そして男性は2階、と、イスラムは男女別席しないのが基本なので、上下のフロアに別れ、そこでコーランを読み上げました。

 

 

お墓参りについてですが、イスラムでは女性は葬式の二ヶ月と10日後からしかお墓に行けないので、お墓参りはまた次回の帰国になりました。

 

 

 

 

 

と、、ざ〜〜〜っと書きましたが、

 

一番ショックな時期に、200人とかの親戚が自宅に来て、遠方から来た、そのうち何十人も宿泊はするし、で、その寝泊まり用意や、フードやら、なんやらかやら。のに、裁判所にも行かんと!!!という状態。とにかく、家族全員とても忙しいにつきました。(私は、足手まとい要員でしたがね)

 

 

日本とパキスタンを比べてもしょうがないんですが、日本でも、お葬式の後、49日やら儀式が立て込むのは、家族が悲嘆に暮れる隙を与えないため、と言いますが、パキスタンも同じなのかなあ?????

 

 

 

 

 

 

なんて思ったりもしましたね。

 

 

 

 

 

もし、書けたら 2 に続きます・・・・・