1月5日、私達の街にもLos Reyesがやって来ました。

朝から雨だったので少し心配していたのですが、パレードが始まる前に雨も止み、街には雨に代わって、飴玉(carameros)が降りました。


Los Reyesとは東方から訪れた3人の王様?(賢者?)で、キリストにプレゼントをあげたとされているそうです。

スペインではサンタクロースに代わって、このLos Reyesが1月5日の夜に子供たちにプレゼントを運んできます。誕生日よりも豪華なプレゼントをもらえるらしく、子供たちにとっては1年で一番大きなイベントで、子供達も寝る前に、Los Reyesと彼等を乗せてきたラクダのために、Cavaやミルクなどの飲み物や食べ物を用意するそうです。


私はすでにLos Reyesからもプレゼントをもらい済みだったのですが、パレードを観に行ってきました。


従者達がぞくぞく登場し、飴玉を降らせます。

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↑この星に導かれてLos Reyesはキリストのいる場所に辿り着いたそうです。


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El Rey Blanco(白の王)の登場です。名前はMelchorといいます。

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よく見えませんが、El Rey Rubio(金の王)、Gasparです。

BarcelonaでもRubio(金髪)のはずなのにMoreno(茶色)だと言われてましたが、うちのEl Rey RubioもMorenoでした。。。


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El Rey Negro(黒の王)の従者達もやってきました。もちろん従者もみんな黒く塗っています。


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El Rey Negro、Baltasarが最後に登場。一番派手でした!


私達の街では30トンの飴を配ったそうです。

私達もたっぷりの飴玉を手にして帰りました。


これで、長かったスペインのクリスマスも終わりです。

ちょっと寂しい。。。

6日はお決まりのケーキ(→mechanさんの記事 を参照してください♪)でしたが、何と王様も豆も現れませんでした。。。今年の我が家を象徴してたらどうしよう。。。とちょっと心配なあやめでした。。。

今年から朝8時に起きて、健康的なそして建設的な生活を送る!


と1年の抱負を述べてみましたが、1月2日失敗・・・

ということで、3日までは日本ではお正月だもぉぉぉぉぉん♪と昨日まではぐうたらを許可(自分に甘いのです~)、本日から開始する事に。


今日は起きましたよ!8時に!!マイダーと一緒に!!!


というのも、今年からマイダー週に2回お弁当を持っていくことになったからです。

そうです。。。スペイン経済同様、我が家にも北風が・・・

お弁当と言っても、1回はサンドイッチ(bocadillo)、1回は和製お弁当なので(予定)、実際作るのは週に1度です。頑張ります!!!(もちろん、今日もbocadillo作りましたよ!)


というのも、2002年のユーロ導入後、スペインは驚くべきインフラにやられているのです。

何と、物価の上昇率はお給料の上昇率の4倍


4倍!!!ですよ!!!


ユーロ導入によって特に打撃を受けたのは、EU内でも物価も安く、お給料も安かったスペイン、ポルトガル、ギリシャ、そして意外なところでオランダだそうです。

もちろん我が家も例外ではありません・・・切な~い・・・


2001年(ユーロ導入前)と2005年(去年)の物価を比較すると


オリーブオイル:2.33 → 4.59 (約2倍)

トマト1kg  :1.37 → 4.99 (約3.5倍)

チキン1kg  :1.96 → 4.54 (約2.3倍)

ランチメニュー:5.99 → 9  (約1.5倍)


ヨーグルトにあたっては、4個パックが0.22から0.92と何と4倍以上に!!!

こんなんじゃスペインにいて、スペイン料理が作れないじゃあないですか・・・ 


そんな訳で、年始からガックリするニュースを見て、かなり脱力&傷心(?)のあやめでしたが、ともさん の転んでもただじゃ起きない精神を見習い、nenaさん のようにダーのためにお弁当作りに邁進いたします。。。(3日坊主になりませんように・・・)


※物価比較はフリーペーパーのQué! (記事:Con el Euro la compra ha subido 4 veces más que los sueldos)参照です。

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。


日本はまだ三ヶ日で、お正月気分真っ只中の事と思いますが、スペインは昨日(2日)から出勤です。2日から普通の日なんて、なんだか寂し~(と言っても、お正月気分の私。起きたら1時でした・・・)


その代り、6日はスペインのクリスマスのようなもの「Los Reyes」でお休み。この1月6日Los Reyesとはキリストの公現日だそうで、スペイン(特にCataluña)では、クリスマスイブ(Noche Buena)ではなく、このLos Reyesにプレゼントを渡す家庭が多いそうです。プレゼントをくれるのもサンタクロース(Papa Noel)ではなく、Los Reyes Magosという3人の賢者ということで、6日には街に巨大な人形(gigantes)のパレードが現れるそうです。


今年のLos Reyesは金曜日にあたるので、土曜日だと思ってたマイダーはちっちゃな幸せに浸っておりました。だって、スペインには振り替え休日とかないんです。なので、貴重なお休みが週末に重なってしまったら大損!なわけです。


スペインでは12月24日からそのLos Reyesまでがクリスマス(Navidad)期間で、街にもお店にもツリーやサンタクロース(Papa Noel)の人形やクリスマスの飾り付けが残っています。そして、それが終わるとバーゲン(rebajas)です!うーん、待ち遠しい!!!


ところで、どうしてサンタクロースをPapa Noelって言うの?サンタクロースはサンタクロースでいいじゃーん!!!と思うのは、私だけでしょうか?例えば、アメリカのホワイトハウスをCasa Blanca(白い家)って言ったり、イギリスのチャールズ皇太子をCarlos(カルロス)って言ったり(ウィリアム、ヘンリーにあたってはGuillermo(ギレルモ)&Enrique(エンリケ)ですよー本名忘れるって言うの!)、固有名詞はそのままでいいじゃん!って思うのですが、今年はどうにもならないことにいちいちめくじら立てるのはやめます。はい。


日本ではお正月太りが懸念されている事かと思いますが、こっちではクリスマス太りです。

12月24日は家庭によってらしいですが、25日のクリスマスと翌日26日は家族と一緒にランチ(almuerzo)をします。

恋人がいる場合は1日ずつお互いの家族と食事するようですが、私達は私の家族とランチができないため、25&26日とダー宅でランチ。これがまたBig!!!なんです。うちはピカピカ(おつまみ)から始まり、カネロネ、そしてチキンというコースでしたが、おつまみからBigで、しかもケーキ&CAVA、フルーツ、コーヒーと延々と続くため2日ともお夕飯(cena)は食べれませんでした。


そして、引き続き大晦日(Noche Vieja)!お友達宅でディナーパーティ!!!こちらもBigなピカピカ(っていうか、先出しでおなかいっぱいだよーん・・・)から、ツナケーキ(Pastel de Atúnと言ってもツナサンドイッチを豪華に飾りつけたもの)、ガチョウのロースト。そして、もちろんケーキ&CAVA、そして最後はぶどう(uvas)です。前回、12個食べれなかったので、今回は!と思って、鐘に合わせてポンポンポン!やったー12個完食!と思ったのに、後で鐘が2回足りなかったとのNewsが・・・私、何を聞きながら食べてたんだろ???


さらに元旦(día de Año Nuevo)は、またもやダー宅へ。。。ちょっとご飯も家族関係も濃厚になりつつ・・・

後は、最後のLos Reyes、再度ダー宅でのランチを残すのみ。

6日が過ぎたら、ダイエットを開始しようと思うあやめでした!!!


2005年、結局入籍が終わらず、いまいち思い出深い年にはなりませんでしたが、思い返せば良い年でした。思いがけずブログを通じて、いろんな方と交流でき、同じように海外で暮らしている人達とも情報を交換できるようになったのも、私にとっては大きな収穫でした。

今年もまた新しい事をいっぱい体験して、たくさんの人と交流して、楽しい年にしたいと思います。

去年はいろいろとお世話になりありがとうございました。

今年もまたよろしくお願いします!


Que 2006 sea muy feliz para vosotros!!!

スペインがもう少しでアンチタバコ派に!!!

というのも、1月1日からタバコに関する法律Rey del tabaco)が施行されるからです。


どこに行ってもタバコ当たり前、禁煙席すらないようなタバコ文化な国だったのに、来年はオフィスでは全面的に禁止!喫煙スペースすらなくなります。(他にも医療センター(ここはもちろんな気が・・・)、学校、ショッピングセンターなども禁煙になるようです。)


レストランやバーなどは8ヶ月の猶予が与えられるようですが、100m2以下の店舗はタバコO.Kか禁煙かどっちかを選ぶ事に、100m2以上の店舗は全体の30%以下のスペースを喫煙者用スペースにする事ができます。

100m2以下の店舗はタバコO.Kにすれば、たばこ吸わない人も入れるからいいじゃないか、と思うかもしれませんが、喫煙者用スペースには16歳以下の子供は入れないのです。

バー文化のスペイン、私達にはちょっと不思議ですが、バーでビールを飲んでる大人の側でちっちゃな子供がホットチョコレートやジュースを飲んでるのが当たり前の風景。なので、バー&レストラン経営者にとっては、かなり過激な法律で大きな論議を呼んでいるようです。

この間は、バーの経営者がお客さんにタバコO.K! vs タバコNO!の投票をしてもらっているニュースが流れていました。地元に根付いていて、顔見知りのお客さんが多いバーやレストランにとっては、お客さんの意見は大事なんでしょうね。


TVでも「スペインでは毎年50,000人以上の人たちがタバコが原因で死亡しています!」なんて言うCMがちょくちょく流れるようになりました。


アンチタバコ派の私にとっても、あまりの変わりようにビックリする今日この頃ですが、意外とこの法律、喫煙者にもポジティブに受け止められているよう。止めよう、止めようと思いながら、止められない人が結構いるって事でしょうか!?


さて、今年一杯でタバコを止めると宣言していたマイダー。法律施行とピッタリじゃん♪と来年を楽しみに待っていた私ですが、最近ちょっと弱気な発言が。。。

我が家は100m2をちょっと越えているので、前面禁煙!にするか30%の喫煙スペースを設けるか、私達の論議も続きそうです。。。

タバコ止めたら、1年に1回はタバコ貯金で日本行きのチケットが変えるのに!!!と思うちょっと最近pesadaなあやめでした。。。(違う違う、健康のためだよ!ダーリン♪)


※pesado/a=うっとうしい、しつこいという意味。「重い」という意味から来ているそうです。


休日に舅&姑(suegro&suegra)と一緒にドライブに行く事に。。。


ホントはダーと二人で1泊旅行に行く予定だったのだけど、ダーママにちょっともらしたら、私達も一緒に行くわ!と、おじいちゃま(abuelo)のお世話を他の人に頼むなど大張り切りなので、日帰りドライブに変更してダーパパの車で出発、車内でダーの弟君の話題になった。


ダーママ:「ホント、あの子全然ひとの意見とか聞かないのよねー」


ダー&パパ:「ホントホント」


ダーママ:「こう思ったら、こうって感じで、それ以外受け付けないって言うか」


ダー&パパ:「そうそう」


私はこの話を聞いて、最近ドラマで覚えた単語を思い出した!ピーン!


ダーママ:「あの子ってパパ似よねー」



私:「Eso significa CABEZOTA?(それって頑固者ってこと?)」



一同:し~ん



私:???(え、使い方間違ってる???)



パパ:「・・・Soy CABEZOTA???



ダー&ママ:大爆笑!!!



違うって違うってー!!!私が言いたいのは、人の意見とかを聞かないで、こうと思ったらこうっていう人の事をCABEZOTAって言うんだよねーって事だって!!!そしたら、弟君みたいな人をCABEZOTAって言うの?って聞きたかっただけなんだってー!!!


弟君:パパ似→パパ=CABEZOTA→弟君=CABEZOTAっていう図式じゃないってー!!!


と大騒ぎしたけど、後の祭りでした。。。

帰りの道中もCABEZOTA話で大盛り上がりな1日でした。。。



マイダーが帰宅するなり、手がいたーい!と一言。


その理由は・・・


じゃぁぁぁぁぁぁん!!!


会社からLoteをもらってきたからでした♪

話には聞いていたLote♪♪♪

見るのは初めてなので、開けるのが楽しみ~


そして、中身は


lote


Cava2本、ワイン赤&ロゼ、ラム、ブランデー、ウイスキー、ベルモットとお酒8本!!!

それにお菓子やちょっとした瓶詰めのツナなどが詰まっていました。

お酒8本って、そりゃ重いわけだよ。。。


Loteとは、スペインでクリスマス時期に会社から社員に配られるプレゼント。

会社によって、中身は様々らしいですが(Jamón足まるごと1本とかあるらしいです)、ここの会社は噂通りお酒が充実でした。

クリスマスに酔っ払う準備万端!って感じです。

今は箱詰めですが、昔はバスケットに入っていたらしく、Cesta(バスケットのこと)とも呼ばれるそうです。

日本のようにボーナス○ヶ月分♪のが断然いいですが、スペインではクリスマスはLoteで我慢します。。。


それよりも、ダーファミリーのクリスマスプレゼント買わなくっちゃ!!!

スペインでは、12月24&25日をクリスマスとして祝う家族と1月6日のLos Reyesを祝う家族とがあって、うちはどっち?と聞いたら、Los Reyesがメインだけど、12月24日にも小さなプレゼントをあげるんだって。。。

大きなプレゼント選びでも頭を悩ませてるのに、小さなプレゼントって!!!小さい方が難しい事もあるんだよーさらに頭が痛くなるあやめでした。。。(っていうか、もう来週じゃん!ちょっと頭を悩ませるのも遅いかもー)

久々に雑誌を整理していたらこんな記事を発見しました。


Cada vez tenemos el primer hijo más tarde


ということで、スペインでもどんどん初出産する年齢が高くなっているようです。


Seis de cada dies mujeres que fueron madres en España en 2003 eran mayores de 30 años, más de la mitad de los recién nacidos(un 54.3%) fueron primogénitos.


2003年スペインで出産した10人に6人が30歳以上で、最近生まれた子供の半分以上(54.3%)が長子だったとのこと。出産事情はスペインも日本もあまり変わらないようです。


ちなみに1990年では30代の出産率は全体の36.7%だったというから、10年ちょっとの間にかなりの変化ですよね。


そういえば、私が20歳位の頃は「女性はクリスマスケーキと一緒(ケーキ:24日を過ぎると半額になる→女性:24歳を過ぎると女性としての価値が半減する)」なんていうフレーズが聞かれましたが、この10年であぁいい時代になったものだ♪(←歳がばればれ???)


ところで、これ2005年のmarie claire 10月号の記事ですが、2005年なのに2003年の統計ってちょっと遅いんでは??? さすがに10月にもなれば、2004年の統計が使えるでしょーにと思うあやめでした。でも、こういうところがスペインなのかも!?

先週、6、8日と休日(fiesta)だったので、マイダーが7、9日お休みを取って連休にしたら、私、風邪を引きました。。。それも、連休が終わろうとしている土曜日から。。。

そういえば、よく職場で「あやめ君は月曜日の休みが多いが、週末遊びすぎなんじゃないか?」と言われた記憶が。。。

その通り、月&火と引き続き寝込んでいましたが、無事復活!

昨日、面会?の約束だったのでCivil Registroに行って参りました。


と言うのは・・・


入籍の手続きはおおまかに三段階あって、


1.書類の提出こちらを参照

2.面会?(昨日)

3.入籍


となる訳で、書類を提出した段階で、次の面会の日程を設定し、その日時に記入した緑の書類を立会人1人と一緒に持っていくのですが、その際インタビューがあると噂に聞いていました。


ところが当日、緑の書類を提出し、係りの人から渡された書類にサインし、はいお終い。


後は、告げられた日に再度Civil Registroで書類を受け取り、希望した場所で順番を待って、入籍すればいいそうです。


あれ?インタビューは???

兄弟の名前、復習したのに~

ちょっと拍子抜けしたあやめでした。。。

気づけば、もう12月。

今年もあと少しで終わりなんて、ホント時間の経つのは早いものです。


ちなみにスペイン語では


El tiempo vuela(Time flies)


と言うそうです。


私が「1年が終わる時って何か悲しい気分になるよねー」と言ったら、マイダーが「年が変わるより、誕生日を迎える(年を取る)方が悲しいよ」と言っていたので、Marie Claireに載っていたClaudia Schifferのコメントを思い出しました。


MC:Le preocupa envejecer?

  (年を取る事について危惧したりしますか?)

CS:No, no me preocupa hacerme mayor.

  (年を取ることは全然心配じゃないわ)

   Llevo un estilo de vida muy saludable y espero envejecer con gracia.

  (健康的な生活スタイルを送っているし、優雅に年を取りたいと思ってるわ)


CSの美を維持する秘訣とは


・Yoga(ヨガ)

・beber agua(水を飲む)

・dormir mucho(睡眠を一杯取る)

・un plan orgánico de nutrición(オーガニックな栄養摂取)

・pensamiento positivo(ポジティブシンキング)


との事でした。


CSのように、30歳を過ぎても10代、20代のモデルに負けずにっていうか、若さだけでは補えない何かを持って輝いている女性を見ると、素敵に年を取れば、年を取るのも悪くないかも!という気持ちになります。ホント彼女の言うように優雅に年を取りたい♪


でも、子育てをしながら、仕事をこなし、睡眠を一杯取るCSって!!!ホントSuper!!!

ぐうたら生活を満喫している場合じゃないわ・・・と、ちょっとあせるあやめでした。


※日本語もスペイン語も英語も怪しいので、もし間違いに気づいた方は気にしない or コメントいただけるとうれしいです。。。 

Contentaさんのブログ で「広島女児殺人事件容疑者は外国人 」という記事を読んで、この事件についてと海外で暮らすという事について考えさせられました。


contentaさんも述べていましたが、海外で暮らす外国人のほとんどが一生懸命に働くまじめな人なのに、一握りの人がニュース沙汰になる事件を起こした事によって、その国全体のイメージが悪くなってしまいます。

実際、スペインでもここ数年で移民の数が急激に増加し、それに伴うように犯罪率もアップしているため、人種差別的発言がよく聞かれます。


私の友達は地下鉄に乗っていたとき、近くにいるおじいさんから


「気をつけなさい、側にいた男性が君のカバンを狙っていたよ。彼は南アメリカ人だからね。」


と忠告され、南アメリカ人=スリと決めつけるおじいさんに頭にきて、


「私も南アメリカ出身です!!!」


と言って、地下鉄を降りてきたそうです(ちなみに彼女は金髪+ブルーアイの美人さんです)。


実際にMadridなどでLatin Kingと名乗る南ア出身の若者のグループが薬や暴力で問題を起こし、大きな問題になったりしています。そういう事件の一つ一つが人種差別的思考を増長しているという事を、海外で暮らす外国人は胸に留める必要があるのではないかと思いました。


先日、友達のお母さんの誕生日にお呼ばれされ、行ってきました。

彼女の家族は「初めて会う日本人」に感激してくれましたが、「初めて」というところにちょっと緊張を覚えました。もし、周りにも大勢の日本人がいて、常に他の日本人に会う機会があふれていたら、他の人からも日本のイメージを受け取れますが、彼等の周りには私しかいないということは、私一人が「日本人」の生きた強いイメージを与えるという事です。

スペインでは、今のところ日本に対して良いイメージを抱いている人が多いように感じるので、とても嬉しいのと同時に、私や今スペインに住んでいる日本人によってその良いイメージが壊れる事がないようにと常々思います。


少子化が問題になる現在、日本でも移民を受け入れる必要性について議論されたりしています。実際、スペインでも少子化が問題になっていますが、去年のカタルーニャ地方の出産率は移民の出産率によって、一昨年より全体的に上昇したという記事がありました。


海外で暮らす人口の割合は増加の傾向にあり、また移民問題は避けて通れない問題になっています。現地の人と新しく移り住んできた人とが、お互いのカルチャーを尊重し合い、平和に暮らせる日が来るといいのにと思います。


そして、今回の広島の事件が早く解決し、このような悲しい事件が再び起きる事がないように祈ります。