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日本アリス教本部移転

楽天ブログから日本アリス教本部を移転させました。

今日はもともと海に行こう! という話をしていたんだけど、
どうにもお天気が御機嫌ナナメだったので、海には行かないことにして、
ランチを共に楽しむことに変更しました。


いとっちとまきちゃんはここ数日のうち、
ふたりでペルーはマチュピチュに弾丸ツアーすることを決めた模様で、
海に行く以外で、その相談をするのも会合の主目的になったので、取り敢えず集合です。

ちゃんと数えてないので何時行ったのか忘れましたが、
私はマチュピチュに行ったことがあるので、
先輩? として色々と情報提供もさせて戴きました。


いやーしかし良いねマチュピチュ。
もし私も現時点で未経験だったら、今回一緒に行ってたと思う。

死ぬまでに1度は行きたい場所、と私は思ってたから、
気の合う仲間と一緒に行けるんだったら、こりゃあ逃す訳にゃ行かないデショと。

もっかい行っても良いなーとも思ってるんだけど、
でも3泊6日とかキツ過ぎるので、今回は遠慮しました。

NYからとは言え、実はけっこう時間かかるしね。
そして、旅費もかかるしね。

日本から行くのって、かーなり大変なんだろうなあ・・・
それでも、来ておられる中高年の方が多かったのは印象的です。
やっぱ「一生に一度は」って思うのかなぁ?


とかいう話をしてたら、まきちゃんが「こないだ(日本の)テレビで見た」っつって、
「日本人が行って良かった世界のスポットランキング」の話になりました。

マチュピチュは、第3位だったらしい。
ということから、話が始まった訳です。

まきちゃんが驚異的な記憶力で20位までを覚えてたので、
「よっしゃ、当ててやんよ!」と、私といとっちの長い闘いが始まりました。


たくさんヒントをもらって、上位5位くらいまでは何とか当てたように思います。

1、アンコールワット
2、ウユニ塩湖
3、マチュピチュ
4、ルーブル美術館
5、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(最後の晩餐がある)

6位以下は「知るか!」みたいなとこもいっぱいありました。
アメリカで入賞してるのが「でずにーりぞーと」「グランドキャニオン(?)」、
あと一応「ナイアガラ滝」だけだったのがちょと寂しかった。

NYけっこう良いよー。

「行って良かったスポット」じゃなくて「行って良かった街」ランキングだったら、
NYは割と上位に入るんじゃあないかなー。いっぱい色々あるし・・・
と地元? 愛を発揮してみたり。


今日の会合テーマは、我々にしては珍しく割と一貫して「旅」だったような。
そこ行ったことあるとか、そんでどうだったとか。

他愛も無い近況報告も楽しいけど、日常を離れたりとか、
お互いにとって知らない過去をつなぐキーワードをひとつ設けて、
色々話をするのも結構楽しいなーって思いました。


あと、ペルー・マチュピチュの旅について、
いとっちとまきちゃんが割と本格的に詳細について詰め始めたんだけど、
「書くものがない(紙はあるけどペンは無い)」ってことで、
店員さんからペンを借りました。

そして、そのペンと、潤沢な紙を見て、まきちゃんが何を思ったのか、
「何か、描こうか」と。

あの悪夢を再び自ら招こうってか。
変態か、君は。


まきちゃん画。

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「前より上手いから」とか誇らしげに言ってくるので、
「前」を探し出してみた。

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そら確かに、これよりは上達したかも知れん・・・


「とは言え、それは色々違うべ」と、描いた私の絵。

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別に上手くはないけど、
「アリス、パーマンに眉毛はないよ」「それは違うわ」と、
まきちゃんに言われるとムカつく!

 お ま え が い う な ! ! !



その後、どちらがどれだけ間違っているかを答え合わせするために、
ネットで「パーマン」を検索。

そこから多少学習して、ちょっと描き直してみた。

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線を多重にすると、上手く描けた気になる罠。


「描き直してみたんだが」と発表したら、
まきちゃんが「私も描き直すわ」と発表してきたのがコレ。

日本アリス教本部移転

 直 せ よ !


まきちゃん、ほんとおもしろい。


今日もいっぱい笑いました。
3人で会うと、色々と話題が尽きなくて楽しいです。

だいすきなおばあちゃんのクラスの後で、
いつも最初だけお手伝いさせてもらってるクラスがあります。

もちろん、こちらも最終日。

で、最終日だったからかどうか分かりませんが、
クラスの生徒さんが、おもしろいものを持って来てくれました。

奥様が日本人の方、すなわち義両親が日本人の方がおられるのですが、
彼が「お姑さんが持って来てくれました」と、お裾分けしてくれたものです。


これ。

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食玩「もじバケる」。

ネットのニュースか何かで前に見たことがあって、
その時は「へー」って思って流しただけだったんですが、
異国の地で見ると、感動は倍増どころか3倍満いや、ダブル役満です。

スゲーな日本のオモチャ!
これが食玩とか! オマケとか! レベル高すぎ! 何考えてんの?!
ジャパン・マジ・クール!


開封してみました。

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申し訳程度のガムにウケた。
そうそう、食玩ってこんなだったよなぁ。


ラムネ味のガム噛みつつ、パッケージ裏の説明を読んで組み立てる。

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まずね、この「パッケージ裏の説明書」にビビるね。
この発想、絶対アメリカでは無いね。

日本人は「小さいスペースを有効活用する能力」にめちゃめちゃ長けてると思う。
アメリカは、国土の広さを見たら一瞬で納得すると思われるんだけど、
「スペース有効活用」という発想がそもそも無い。
「大は小を兼ねる」を地で行く。

一方、日本と同じかそれ以上の人口密度の国もあるんだろうけど、
(行ったこと無いから詳しくは知らないけど)
そういう国では、省スペースしたくても技術力が追いついてないんじゃないかと思う。

だから、「省スペース」「余白の有効活用」って、
地味に日本のお家芸なんじゃあないかなって思うなあ。

着物の裏地でオシャレするという服飾文化もかつてあったやに聞くけれども、
そういうのを愛好する精神性と、パッケージ裏を有効活用することも、
きっと無関係じゃないんだろうと思う。知らんけど。

とにかく、細かいことは分からんけれども、
このパッケージ裏がスゴイということは分かる。

ていうか、凄いんです。
日本人はもっと誇るべき。


そして組み立てた「鷹」。

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おお・・・鷹だ・・・。

いや、鷹か鷹じゃ無いかって問い詰められたら、鷹じゃ無いけど、
でも「鷹(字)」から出てきた鷹だと思うと、鷹。

海洋堂が本気で型作ってリアルフィギア作ったら、
もっと鷹らしい鷹になるのは分かってるし、
それはそれで日本のスゲー技術なんだけれども。

でも、この鷹も、鷹。
組み立て完成させて、けっこう感動した。


あと、ラムネ味のガムは、
組み立てが終わる前に味が無くなった。

これもお約束で、ほっとした。

息子さんが日本人と結婚してしまったので、
日本語を勉強することにしたというおばさん改めおばあさんのクラス、
今日が最終日でした。

いやー別に一生会えなくなるって訳じゃあないのに、
やっぱり「最終日」というのはそこはかとなく寂しいものですね。

学生の頃に終業式で感じた、一抹の寂寥感と似たような感じかなあ。
うーん、でもそれよりも寂しいかもな。

だって学生の頃の終業式は「どうせまた会えるんだろ」って心から思ってたけど、
今は「もしかしたら」って変な不安を感じるところもあるから。
もしかしたら本当にこれが最後かもしれないってね。やだけど。


さて、その彼女が、プレゼントをくれました。

手編みのマフラーです。

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かわいい!

柄もかわいいんだけど、色がね! まさに私の好きな色で、吃驚!

(モニターで見るとちょっと色違うんだけど)
何で私の好きな色、弩ストライクで選べるの?! って本当に驚いた。
すごいなぁ、私のこと、よく見ててくれてたんだなぁ、と感動しました。

しかも軽くてあたたかいのです。良い素材です。
本当にどうもありがとう。しっかり使います。


そして更に感動なのはメッセージカード。

日本アリス教本部移転

いや、つっこみどころは満載ですよ。

でもさー。でもねー。

70歳超のおばあさんが、1年前には絶対出来なかったことが、出来るようになってる。
「新しい家族と話したい」という気持ちがキッカケで勉強を始めて、
始めた当時は「こんにちは」も言えなかったレベルだったのよ。

それが、これよ!
辞書使ったのは明らかな、難しい語彙を使ってはいるけれども、
でも、自分の気持ちを、自分の言葉で、日本語で、書けてる!

これは、すごい!!
すごいんです!!

贔屓目じゃないよ。


例えば、私は今30歳。
自分の母親でさえ、彼女よりも歳下。

自分の母親が、今まで習ったことも無くて、
言語的にも日本語基準で割と遥か彼方にあるっぽい、
例えばアラビア語とかスウェーデン語とかスワヒリ語とかで、
ここに書いてあるレベルの文章が書けてるってことよ。

10年後にね!
いや、10年後の、1年後にね!


生きてるって素晴らしいと思う。


私こそ、彼女にありがとうって思うことばっかりなのに、
こんなに感謝してもらって、すごく嬉しいです。
同時に、彼女の感謝に恥じないように、自分もがんばらんとなって思うし。

本当に、日本語のクラスは、私に素敵な出会いをたくさんくれています。
大したことは何も出来てないけど、少しでもお返ししていきたい。

彼ら彼女らに「日本語うまくなった! ウヒョー!」って思ってもらいたいです。
昨日よりも凄い自分になってもらいたい。

ガンバロー。

今日は、私が大好きな女子高生が居るクラスの最終日。
「男の子で髪長いのの何がダメなの?」とか言う娘ね。

彼女は今、日本で言うところの多分高校3年相当の年齢、だと思う。

けど、この直後にあるセメスターは、「家に日本からの留学生がホームステイする」ため、
そして、その次以降のセメスターは、「全寮制の学校に行く」ため、
ということで、彼女に会うのは(”死ぬまで”じゃないと思うけど)、
取り敢えず今日で最後です。

全寮制の学校は、語学教育に特化した学校らしくて、
大半の学生が2か国語は堪能とのこと。
彼女は、そこで日本語をきっちり学ぶそうな。


何か、彼女ぐらいの歳の時って、
私ほんと自分の進むべき道考えて無かったなーって思い出すと、
彼女のことは心から眩しく感じます。

その歳で何かに特化することが、良いことなのか悪いことなのかは分からないけど、
結局今みたいに高学歴前提の競争社会から脱落しちゃうんだったら、
もっと専門性高めるような勉強しとけば良かったのかなーとも思う。

ま、無いものねだりなんだろうけどね。
四年制の総合大学に行ったメリットだって沢山あったって今でも思ってるし。
ただ、そこでもっと勉強したら良かったーって少し後悔するのは、
結局あくまで自分の責任だしね。


けどまあ、「特化すること」が良いことかどうかは分からないけど、
「好きなことを、好きだと思い続けること」は大事だなって思います。
それは、彼女(だけじゃなくて他のクラスメイトもだけど)を見てて思う。

「好きこそものの上手なれ」って本当だ。
だから、好きだと思うことを適当に諦めるのは本当に勿体無い。

何だって始めるのに遅すぎることなんて無いというのも実感として思うけど、
とは言っても始めるのが若い方が良いというのだって間違い無く真実だ。

私はまだ30歳で、「好きなことをやるのが正しい」と思うにあたって、
余命はまだまだ充分にはあるけど、それでも、もう30歳だというのも事実。
10年前に気づいてれば、”××歴”はプラス10年だった訳だ。勿体無いと思う。


自分で自分の限界を決めないで、「やりたい」って思ったことは何時からでもやるべき。
こっちに来てから、それは色んな人から教えられることだ。

まだ諦めるような時間じゃない。


取り敢えず、彼女との交流は今日で最後になってしまうけど、
私は彼女の、歳若いのに「好きなものは好き」だと自分の言葉できちんと主張する姿と、
その姿に感心して、自分自身について考えたことはずっと忘れないだろうし、
ゆえに、彼女のことはずっと忘れないだろうなと思う。

私が彼女に対して出来たことは(言語の壁も高く立ちはだかった故)大して無いけど、
彼女が私を思い出すことが無くても、私は彼女のことをずっと思い出すだろう。

短い間だったけど、本当にありがとう。
貴女に出会えて良かったよ。


私が日本人でいる限り、
そして彼女が彼女のままでいて、日本に対する興味を失わない限り、
きっとまた会うことが出来ると信じてる。

そんで、次に会う時は、もっと日本語で色々話せると信じてる。
私の英語力より、彼女の日本語力の方が向上するに決まるからね。

その時まで、お互いに元気で。
そんで、その時までに、少しくらいは彼女に自慢できるようなことが、
私にも出来るようにがんばる。