Mango Tree Decoration の萬山です。

 

大根で鎖をカービングしました。

貼り付けたパーツはありません。

 

個人的な考えですが、私はベジタブルやフルーツのカービングは

食事の場を華やかに演出するための芸術だと思っています。

 

海外では言われたことはありませんが、日本では食べ物を粗末にしない

という考えがあります。

 

私はカービングを披露したとき、食べ物を無駄にしていると言われる

ことが大変辛く、切り取ったところも作品もできるだけ頂くように

しています。

 

作品を作り始める時は素材を綺麗に洗い、

細工する際中も清潔に保つように心がけています。

 

接着剤を使った作品は食べないことが多く、最終的に処分することになり、

それは私にとって大変心苦しい行為です。

全くしないという事ではありませんが、接着剤は極力使わないように

しています。

 

大型の作品を作ろうとすると、素材そのものの大きさを越えなければ

実現できず、接着剤を使用しなければ不可能です。

 

しかし、食べ物を無駄にしてはいけないというある意味強迫観念に近い

罪悪感を抱いているので、接着剤を使用しなければならない

ベジタブルやフルーツの作品に挑戦したいという意欲がなく、

自分の作品作りの幅が広がらないんだなぁと最近自覚したところです。