前回は、
「妊婦の身体の変化とホルモンと歩き方」
に関して書きました。
ふくらはぎの疲れやすさや、
こむら返りで
悩んでいる方は多いです。
今回は、そんな方々が
靴を選ぶときのチェックポイントを
いくつか書いていきます。
歩行時のふくらはぎの筋肉への負担
に関するある研究で、
ヒールの高さが3cm程度のものを
履くと負担が軽減すると報告されています。
昔から、転倒を懸念して、
「妊婦は、ぺたんこ靴を履くべきだ!」
とよく言われています。
もちろん安定性のある靴は、
絶対条件ですが、
みんなが一緒の条件ではなく、
その方の身体の特徴や症状に合わせて、
一人一人、負担が少ないものを
選択していく必要性があります。
おすすめの靴のポイントは、
①足の甲の部分がしっかりと密着している靴
→脱げやすい靴は、指などに余計な力が入り、疲れやすくなります。
②ヒールの高さは2-3cm程度で、
太さがある靴
→ふくらはぎの筋肉への負担が軽減します。
③足のアーチが保てる靴
(自分の足にあったインソールを入れる)
→アーチの崩れは身体の歪みの原因になります。
④指先が伸ばせて、中で自由に動かせる靴
⑤体重が平均して支えられる靴
→ある一部分への負担が大きいと、疲労の原因となります。
以上の点を、
気にしながら靴選びをしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
女性専門オーダーメイドインソール職人
JIC(Japan Insole Consulting)
理学療法士
上野 智世