▼倉敷市真備町Part9▼
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517 名前:名無しなんじゃ[sage] 投稿日:2018/08/08(水) 01:48:16 ID:iB87tq1Q
団地の造成で家屋が増加した時代に、安全のために堤防を2車線化して強化しておけばよかった
井原市~矢掛町~真備町まで小田川の堤防は細い
矢掛町の決壊3カ所にはコンクリートブロックによる補強もなく激流に削られた
河川構造物や支流との合流点で濁流が渦巻き堤防を削ったようだ
矢掛町では中川小学校付近の堤防で午後10時過ぎには決壊が徐々に始まっていたから、矢掛商店街は浸水から免れた
矢掛町の3カ所の決壊により真備町は午後12時には水位が下がっていたと思われる
それでも決壊したから、柳井原を改良し1.5メートル水位を下げただけでは不十分
さらに堤防も2車線化しなくては今回の教訓が生きない

522 名前:名無しなんじゃ[] 投稿日:2018/08/08(水) 10:29:24 ID:oyrZk3LA 
>>517
堤防自体を高く頑丈にダム化させるって、単なるスーパー堤防
それを排水路のような支流の隅々にまで行うことは、難しいし、
強化すれば、強化できてない支流が決壊するイタチごっこになる。

以前も言ったが高梁川・小田川水系の下流域で一番問題なのは、大正時代だったか
利水目的で柳井原貯水池を高梁川・小田川の流れを仕切って作る際に、
実質的に小田川河口を船穂から酒津上流に人工的に移設してしまったこと。

下流域で最も流れの悪い難所(酒津)の上流にわざわざ小田川河口を接続させたこと。
交通に例えると、渋滞の最後尾に合流するようなもん。渋滞が始まると流れない。
一旦渋滞(大水)が発生すれば小田川の流れは、止まりダム化する。
しかも東西に流れる小田川は、標高差が少ない分、余計広範囲にわたりダム化。

柳井原貯水池を廃止し小田川河口を渋滞(酒津)の先(下流)である船穂に移すことが、
大水になっても小田川から高梁川への流れを確保し水位を下げる為の唯一最大の手段。

525 名前:名無しなんじゃ[sage] 投稿日:2018/08/08(水) 12:17:52 ID:iB87tq1Q
>>522
小田川は常に、高梁川の水位に影響されるから計算どおりの水位低下は望めない
特に新成羽川ダムの放流と満潮が重なれば致命的となる
現実に2時間前には矢掛で3カ所決壊し、小田川の水位が低下したにもかかわらず真備町側も決壊した
柳井原流水路の整備だけではどうにもならない地理的問題である

526 名前:名無しなんじゃ[] 投稿日:2018/08/08(水) 13:34:05 ID:oyrZk3LA
>>525
現状、川幅が狭く屈曲した酒津(ボトルネック)直近の上流に小田川河口が接続してる。
高梁川下流域で最も越水の可能性が高い「難所=ボトルネック」である酒津上流。
渋滞が起きてる最中へ、いくら合流しようとしても渋滞が悪化するだけで前に進まない。
現状、一番溜まる部分へ、小田川の水を流し込もうとしてる状態。渋滞の先へ流し込まないとダメ。

酒津付近は、川幅が狭く屈曲しており流路抵抗が大きいから増水時水位上昇が大きい。
逆を言えば、屈曲部で流量が絞られ屈曲部下流の水位は、確実に低くなる。
大水が出、流量が増えると、その水位差がより顕著になる。

小田川自体、物理的に高梁川に流れ込むことしかできないのだから、
高梁川でもより標高が低く、増水時の水位が低い地点に流し込むことが
小田川の最大流量を引き上げることのできる唯一の手段。

現状、本流の高梁川からバックウォーター現象で逆流してくる河口位置だから
河口位置を移さない限り根本解決しない。

昔、自然の物理現象で出来上がった流れを利水目的で一本潰したことが間違い。

527 名前:名無しなんじゃ[] 投稿日:2018/08/08(水) 13:45:13 ID:oyrZk3LA
その上、今進めてる柳井原の貯水池廃止による小田川化で、
一級河川である小田川の流量をボトルネックである酒津から乖離できれば、
酒津付近の流量そのものを軽減でき上流で今回浸水した総社地区、美袋・下倉
あたりまでの水位もある程度低下させることもできる。

「高梁川」と一言に言っても、川幅も広く真っすぐな地点もあれば、
屈曲し川幅も狭い流れの厳しい水位上昇の大きい地点もある。
治水での問題は、後者。流れの悪い部分を引き金に水位上昇を引き起こす

元々、酒津ルートと柳井原ルートの二本で成り立ってた高梁川の流れを
大正時代に利水目的のみで一本化した悪影響が今回の水害に繋がったことは、
疑いようのないことだと思うのだが。

528 名前:名無しなんじゃ[] 投稿日:2018/08/08(水) 13:50:12 ID:oyrZk3LA
酒津付近の流れが悪い(限界流量が低い)ことでそこより上流の高梁川自体がダム化し、
小田川へ逆流するバックウォーター現象を引き起こしたことが主要因。
小田川・支流も土手を一旦越水すれば土手の土が流され数時間後に土手は崩れ決壊する。

現行の小田川河口を封鎖し、柳井原経由で川幅が広く標高が低く水位の低い
高梁川船穂周辺へ小田川河口を戻し増水時の流量確保&水位低減が最優先。
そのように工事が既に進んでる。今年秋着工予定を前倒しして。

自然の物理的要因でできた流れを利水目的で堰き止めて、ここ数十年の間、
今回のような大規模水害事故が起きてなかったことこそ、ある意味奇跡だったはず。