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いかに二項対立を避けて、突破していくかが最も高度な「本当の技術」
リーダーにとっても必ず直面する問題。二項対立、トレードオフ:
長期と短期、ニーズとシーズ、応用と基礎、個人と集団、ソリューションと要素など。
自身の経験では、長期と短期視点。コーチングとティーチングのバランス、部分最適と全体最適の狭間に陥る部門リーダーの立場。
長期と短期
スタッフ教育は、短かければ早くに即戦力として活躍し会社の業績に貢献できる。当然マネージメントは、早期の活躍を期待する。一方、一人立ちの時期を見紛うと誤った仕事をこなし、間違ったまま事が進んだ状態で露見し当初の仕事量の数倍の労力と時間的遅れが発生する。
十分な力が付いていないので一度ではなく、都度発生する。命を、預かる医療現場では所見の見落とし、誤診による重大事件に直結しかねない。
然るに、教育期間は時間設定ではなく、各個人の成長次第となる。
この解決方法は、無駄に長くなく、要点を押さえ最速で成長してもらうこと。
教育期間中は、バックアップおよび他スタッフの理解、協力のもと少しでもパフォーマンスをスタッフ教育以前の随順に上げる努力をすること。
本書の中心部分ではありませんが、あるべき姿、目指す状態を見据える長期視点。今現在の仕事をこなし、結果を出す短期視点のバランスは、両方をバランス良く見て考えないと適正な判断が下せません。
大事なキーワードとして引っかかったのでシェアさせて頂きました。

