看護助手時代は入院病棟勤務だったので、それはそれはまあ色々な患者さんやご家族と関わり、目玉が飛び出るようなことがたくさんありました。現在働いているのは日帰りの手術センターなので基本的にみなさん元気ですし、以前とは比べものにならないほど問題も少ないのですが、その中でもいくつか私が気になったことをご紹介したいと思います。


①パートナーとのキスが当たり前の文化

看護師が待合室で待っている患者さんの名前を呼ぶと、じゃあね、いってくるね、チュー💋とパートナーとキスする方が結構多いです。私の感覚だと、若い夫婦よりも50〜70代の夫婦のほうがキスしているような。奥さんが、アナタ!キス忘れてるわよ!という感じで引き留める姿もよく目にします。微笑ましいですニコニコラブラブ


②体重測定を異常に嫌う女性

私も女性ですし体重を気にする気持ちはよく分かります。でも、アメリカでは体重測定を異常に嫌がりキレ気味になる女性患者さんがいて驚きます。申し訳ないと思いながらも、体重で薬剤量が変わることもありますし、私達の施設ではBMI50以上の方に麻酔を使用することができないため必ず測定する必要があることを説明します。それでもブツクサ言い続ける方もいれば、絶対に体重を知りたくないから、数を言うな、見せるな、と目をつぶったり後ろを向いたりする人もいます。ちなみに男性でこのような行動をとる人には出会ったことがありません。


③肥満のレベルが高度

みなさんご存知のようにアメリカには体の大きな方が多いのですが、いざ数値化してみると肥満のレベルが高度で驚きます。BMI25以上どころか30以上の人がとても多いです。40以上の人にも頻繁に出会います。そのため、BMIが普通体重の方に出会うと心の中でオオッ!と思ってしまいます。もはや18.5未満の低体重の人はレアです。ちなみにコロラドはアメリカ50州の中でも健康な州と言われていて、他の州に比べると肥満の方が少ないです。それでもこの結果。やはりアメリカの食生活は見直されるべきだと思います。


④口から生まれてきたアメリカ人

アメリカ人は本当におしゃべりな人が多いです。これは手術が終わってからも同じで、目が覚めてすぐに話しまくる人が結構います。看護師は真剣に患者さんの術後の状態を確認・アセスメント・記録しているので、必要な会話以外は慎んでいただきたいというのが本音です。いやほんと、看護師の仕事の邪魔をすると命に関わるヨ…|ω・`)


⑤胸を小さくする手術

アメリカでは美容整形で胸を大きくする手術を受ける方もいますが、反対に胸を小さくする手術を受ける方も多いです。理由は大抵、胸が大きすぎる、もしくは性転換のどちらかです。性転換の場合、三人称を本人が希望するようにHe/himやthey/themに、名前も本人希望の通称で呼ぶこと(例 : 本名はEmilyだが呼び名はTom等)などに気をつけます。


アメリカには本当に色々な人がいて面白いです。後半へつづく!