自分の保有株がTOBされた場合の手続きを解説します。
ほとんどの方は初めてでどのような手続きをしたら良いかわからないのが普通です。
今回は楽天証券で保有している株式をSMBC日興証券で公開買い付け注文をする一例を解説します。

例) 2021年11月ビーグリー(3981)は日テレ(日本テレビホールディングス 9404)がTOBを実施すると発表しました。

①期間    2021年11月15日から12月23日

②買取株数  151万4900株

③価格    1900円

④代理店   SMBC日興証券

まずは①〜④を必ず確認しましょう。 
①期間内に手続きをしますがこの時、④の代理店の口座がなければすぐにネットで口座開設手続きをして下さい。
どの証券会社もネットから口座開設の申し込みをした場合3日前後で開設ができます。
この時、書類を郵送にすると時間のロスになりますのでご注意ください。
本人確認書は免許証やマイナンバーカードがあるとスムーズです。

②は余程少ない株数でない場合を除き対応されますのでご安心ください。
ただ、早期に手続きを行い確実にTOB手続きをする事をお勧めします。

③今回の買取価格を確認しましょう


続きまして、【楽天証券】の手順と【SMBC日興証券】の手順にわけて解説します。


【SMBC日興証券】

➊SMBC日興証券のコールセンターへTEL

➋TOBの手続きの為、「加入者コード」と「機構加入者コード」を教えてくださいと伝えます

➌コールセンターの方が番号を口頭で教えてくれますのでメモしておきましょう

 この時の注意点は実際にコードが使用できるまで、3日程かかりますので日数に余裕をもっておきましょう。


【楽天証券】

➊SMBC日興証券でコードを発番してから3日前後に楽天証券のPCサイトにログイン

➋マイメニュー➡お客さん情報の設定・変更➡移管・買取請求➡日本株式(楽天証券から他社へ)申込

➌移管したい銘柄を選択

➍移管先証券会社で既に特定口座を開設しているを選択し次へボタンで進む

 注意点:貸株の設定をしている方は設定解除しておきましょう。貸株が戻ってくるのに数日かかるので気をつけましょう

➎移管先の入力。ここで「加入者コード」と「機構加入者コード」を入力します

➏入力の確認をします

➐受付完了


楽天証券での手続きは上記で完了です。株式の移管には数日かかりますので余裕をもっていた方がよいですね。

続いて、数日後にSMBC日興証券にログインをし「口座残高」「お預かり証券」に移管した銘柄が確認出来たら次の手続きが出来ます。


【SMBC日興証券】

➊SMBC日興証券のPCサイトにログイン

➋残高の確認タブを開き国内株式一覧を確認します

➌TOBしたい銘柄の注文指示の公開買付を開きます

➍各種書面の確認をクリックし閲覧済にし次へボタンで進む

➎注文したい株数を入力し内容確認をクリック

➏注文確定をクリック


以上でTOB注文の手続きは終了です。

後は買付日を待つのみとなります。


いかがでしたでしょうか。意外と簡単だったのではないでしょうか。

手続きをしたら後は、果報は寝て待てというようにのんびりと過ごして利益が入るのを待ちましょう。



私の軸となるお金と経済の愛読本です。