では上級卓第5戦前編の開始です。
東1局
これは迷いますね。。。愚形は厚く良形は薄くを適応するのであればツモ切りですが、このを残せばタンヤオへ移行も出来そうなんですよね。よって、ここはタンヤオを目指す切りとしました。
仮に引いたのがではなくだったならば、どうせタンヤオにはならないので一気通貫も視野に入れ切りとしていたのですが。
これでよりタンヤオへ向かえますね。よって、ここはドラの受けを拒否する切りとします。
はい。
ちなみに、このような時に「ドラ受け」だと言うただそれだけの理由で残してしまう下手な人も居ますが、翻数的にドラの1翻とタンヤオの1翻は同じでも、仕掛ける事が出来る出来ないでは雲泥の差が生じて来るんですよね。
これは鳴くべきですね。
問題はカンチャンで鳴いてを切るのか、あるいはリャンメンで鳴いてを切るのかですが、今回はドラがなので一応上家のカンをケアする為にカンチャンで鳴いて切りとしました。
はい。先生も当然仕掛けますが、やはりここはカンチャンで鳴く事を推奨していますね。
はい。
当然のチーテンに取ります。
まぁ関係ないですね。ここまで積極的にアガリに向かって仕掛けテンパイまで入れているのですから、こんな牌で回し打つなど有り得ません。
はい。
結果は、タンヤオのみで300・500のツモアガリとなりました。
いや~良いアガリですよね。
まさにこの手順でしかアガリは無かったとさえ言えるのではないでしょうか?
安い仕掛け?たかが1000点の手で偉そうに?笑えます。アガリどころかテンパイすら厳しそうな手でも面前に拘るのが美学みたいな考え方。。。ハッキリ言って、そう言う人は麻雀向いてないと思います。
安い仕掛けは。。。オタ風から仕掛けるのは。。。愚形リーチは。。。ドラは切れない。。。などは、麻雀強くなる為には邪魔以外の何者でもない考え方なんですよね。何度も言いますが、安いアガリでもアガリさえすればプラスになりますが、アガリから遠のく効率の悪い打ち方をしたせいでアガれなかった場合、ただ「アガれなかった」では済まず、他家にアガられてしまったり最悪は放銃になってしまったりする事も十分有り得るのです。まぁそう言った人は仕掛けてさえいれば自分が先にアガれていた事など受け止めようともしないのでしょうね。自分を正しく評価出来ない人はそこから進化など出来ないのです。
東2局
123や678の三色が見えると言った6ブロックの手牌の所、一応雀頭候補となる引き。
とは言え、この手はやはり123ではなく678の三色にしたいですよね。ただ、だからとこのをツモ切るなど有り得ないので、ここはやはり手牌で一番愚形ターツとなるペンを嫌う切りとしました。
先生に怒られました。
これは、ここでペンチャンを嫌うのは当然ですが、この手は一応タンヤオも見えるので、ドラのを引いた時にカンターツと振り替えられるようから切るべきと言う事なのでしょう。
結果は、上家へ役1ドラ1赤2で7700点の放銃となりました。
うーん。。。これは参りましたね。
まぁこれは不運な交通事故でしかないと思いますが、先生であればから切っていたとの事なので、もしかすると次巡上家に手替わりがあり、わたしのが助かった可能性も一応はありましたね。ただ、だからとここでのが悪手だとは流石に言えないと思います。
東3局
これは、対面にテンパイが入った所、ドラの単騎ではなくのノベタン待ちでリーチとした局面です。
まぁ当然ではありますが、素晴らしい判断ですよね。
やはり、このような時にドラの単騎に受けてしまうような人では勝てないゲームなんですよね。もちろん、時には単騎の方がアガれていたなんて事もあるでしょうが、そんなものは所詮結果論であって、キチンと妥当だと思われる選択を出来る人の方が勝てる確率が高くなるゲームなのです。
はい。当然ですよね。
ここで単騎に受けてしまう人が、わたしがいつも言っている「いつでもマックス打点を見る下手な人」なんですよね。
この手では流石に話になりませんね。ただ、一応4対子なので七対子で粘れる可能性もありますね。よって、ここはドラの切りとします。
ちなみに、このような時に1枚切れのくらいと安易に切ってしまう人も居ると思いますが、絶対に止めた方が良いです。七対子の2シャンテンは相当分が悪いので、そんな分の悪い手から一応でも当たり得る牌を切るのは無謀でしかありません。
これで終了ですね。
ただ、ここは不用意に切りとしてしまったんですよね。。。以前のわたしであれば間違いなくを切れていたのですが。。。
これは鳴く価値がありそうですね。と言うのは、とは安牌なので、運良くにくっ付いた場合に最後に1枚を勝負するだけでテンパイが取れる可能性もあるからです。何せラス目ですからね。
先生に怒られました。
そうなんですかね?まぁ鳴くのが正解とは言えないかもしれませんが、鳴くのがダメとも言えないように思います。
運良くにがくっ付いて1シャンテンになった所、上家からチーテンに取れるが出ました。
しかもたった今下家がを通してくれたばかりですね。まぁここは下家が通していなくとも間違いなくを勝負しましたが、これでテンパイが入りました。
結果は、上家からタンヤオのみで1000点の出アガリとなりました。
いや~上手い(笑)
もちろん、にがくっ付いた事が勝因となりましたが、それでも、上家から出たをキチンと仕掛けたからこその成果なのも事実なんですよね。
では中編へ続きます。