感情の墓場

感情の墓場

溜め込むばかりで吐き出せないまま、やがて心の内に染み込んでいく綺麗ではない感情が、やがて眠りにつけるような場所になりますように。

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私が死んで、次に何かに生まれ変わるのだとしたら、
私は何にも生まれたくない。
このまま命を使い切って、無に帰りたい。そう思っている。

それでも、またこの世に生まれてしまうとしたら、心や感情が何もないものがいい。
生き物ではなく、物質がいい。道端に転がっている石くらいが丁度いい。

それが叶わず、生き物に生まれてしまうのであれば、動物がいい。
自然の摂理に従って生き死にする、それだけの動物がいい。


それすらも叶わないのだとしたら、
もしまた、万が一にでも、人に生まれてきてしまったとしたら、


誰からも愛される人間になりたいなんて言わない。
誰よりもお金持ちの人間になりたいなんて言わない。
誰よりも優れた人間になりたいなんて言わない。

普通に生きているだけで、普通に生きることが出来て、
普通に、ごく普通に、側に居る人達に愛される、
こちらが愛情を示せば答えてくれる、そんな、ごく普通の人間にしてください。
世の中には、好きだと言うだけで好かれる人がいる。
生きているだけで愛される人が、たくさんいる。


生まれてきてくれてありがとう。

いてくれてありがとう。


ただ生きているだけで喜ばれる、そんな人達で溢れ返っている。


でも、私は違う。私は違った。


私は何時だって、条件付きでしか愛されない人間だ。
どんなに仲良くなりたくて好意を寄せても、力になりたくて手を差し伸べても、私は全て条件付きでしか受け入れてもらえない。

お前がこちらを好くのは勝手だ。けどこちらはお前が条件を満たさなければ相手にしない。
どうせお前がその条件を満たす事はないだろうから、無駄な努力をせいぜい頑張れ。

いつもそう思われている気がする。
きっと思われているんだろう。


相手が赤の他人なら、それも仕方ないと諦めていた。
他人だからそうなって当たり前だと納得できた。


今日、それが家族でもそうなのかもしれないと思った。

きっかけは些細な意見の食い違いだったのに、家族は過去に接してきた赤の他人と、同じ反応を示した。

自分の条件に当てはまらないからいらない。そういう目と態度。

結局、私はどこにいても、誰の条件にも満たない、誰にも無条件の愛を貰えない人間だったのだろうか。
家族も私の事を、条件を満たしてる間だけは使えるだけの存在だと思っていたのだろうか。


頭がそれを理解させる為に、ずっと動いている。
だから涙が止まらない。
自分勝手なのは分かってる。
醜い独占欲なのはよく分かってる。

でも叫びたかった。

「私の大切なものに手を伸ばさないで!」
「私の好きなものに関わらないで!」

だってあなたたたちには、
それがなくても大丈夫な程に、他のものを持っているでしょう?
それがなくたって、十分満たされているでしょう?

私にはそれしかない。それくらいしかない。
私が生き甲斐を感じるものは、私が心から大事にしているものは
それくらいしかないんです。


だからどうか、私からそれを奪わないで。
興味本位で関わって、飽きたら捨てるような環境に持って行かないで。


お願いだから、興味を持たないでほしい。
私が愛するもの全てに。

それを奪われてしまったら
私には、本当に何もなくなってしまうから。
世界は自分の為に回っている。
この世のものは全て自分の意のままになる。

そんなふうに考えられる人が羨ましい。


「お前は自分の思い通りにいかないから拗ねているんだ。我儘だ」
そう言われたことがある。
でもそれは、私には真逆の考えだ。

この世界にある物事や事柄が私の味方をしたことなんて、生まれてから一度もなかった。
いつだってこの世界は、私を嘲笑い苦しめてきた。

何かを願えば否定される。何かを望めば手に入らなくなる。
何かを祈れば、それはいつだって不幸になった。

だから諦めるしかない。
何も望まず、願わず、祈らず、ただこの身に訪れる不幸せなものに耐えるしかない。

今となっては、それでもいい。

この命が終わるまで、どうせ延々と続く運命なのだろうから。
救いはないのだから、もうこのままでいい。


だからもう、二度と私に希望を与えないでほしいんだ。
分かっているんだ。極端な考えを持ちすぎなんだと。


言葉、態度、良い事、楽しい事、うれしい事、幸せだと思える事。
それら全ての裏側には、必ず何かがあると思ってしまう。
そしてそれは悲しいくらいよく当たる。


だからちょっとしたことが全て、自分に対する警告に思えてくる。


これ以上近付くな、これ以上踏み入るな、これ以上親しくなろうとするな。
それ以上楽しむな、それ以上面白がるな、それ以上嬉しがるな。
それ以上、良い方向にいこうなんて、決して思うなよ。

だからいつも身構える。
目先の幸せを手放しで喜んで、その先に待ち構えている落胆や絶望が怖いから。
望んだ結果が手に入らなかったとして、「そんなの最初から分かってたよ」と
軽く流して去れるように、準備を怠らない毎日だ。


私の考え方は、恐ろしく捻じ曲がっていて、偏っているんだろう。
誰にも理解されない、理解できない程に歪んだ思考。


でもそれを捨て去れないでいるのも、また自分なんだろう。