佐藤可士和の超整理術/佐藤可士和
佐藤可士和の超整理術/佐藤可士和
08009°
★★★★★
■相手の思考を「整理」する、答えは「相手の中」にある。
この本はずっと気になってたのだが、、いわゆる効率化、という意味での整理の本なのかな、と思って、読んでなかったが、あるとき、会社での回覧クリッピングで、、
「デザインのアイデアは尽きることがありません、なぜなら、常に相手の中にあるものを引き出しているから・・・」
といった主旨の著者のコメントを目にした。
何と!!!クリエイターって、、そもそも想像力・発想力の産物、ではなく、相手の話をちゃんと聞いてるんだ!?一流のクリエイターは、いわゆるコンサル、医者、、、とか、、その辺の人種に近いんだ、、と目から鱗でした。。
確かに読んでみると、相手の話を「感性」ではなく、「理屈」できちんと整理し、それを大前提にデザインがなされている。デザイン自体はやはりセンスなのだろうが、、そのロジックとデザインのつなぎ、が欠かせない、ということがよく理解できる、つまり、相手のなかにある、「モヤモヤ」を整理し、デザインしている、それこそが、「超・整理術」なのだそうだ。
そうしたデザインは相手の問題を解決するものであり、かつ、それを、ロジカルに、美しく説明できる。
コミュニケーションデザインって、相手の中身を「整理」してあげるってこと??
何より、ネタがつきない、っていうのが素敵。とても生産的な考え方だな。。
「マーケティング・インタビュー」(08008°)に続いて、、いよいよ「聞く技術」の大切さを痛感するな~。
マーケティング・インタビュー/上野啓子
マーケティング・インタビュー/上野啓子
08008°
★★★☆☆
■「聞く」という「技術」の威力は身につけられる?
いわゆるマーケティングのグループインタビューみたいなのは、聞かれる側としてしか参加したことは無いが、あまりあてにならないだろう、、と思っていた。
なぜなら、意外とその場の思いつきでしゃべってる、もしくは、こう答えればいいのかな、みたいな要素が強く作用するケースが多いのではないか、、と。
でも、「聞く技術」をしっかりとすれば、、かなり本質的な問題解決のインサイトを探れる可能性はありそうだ。この本で、掘り下げ方、、質問の仕方、、みたいな基本的なことが書いてあるわけだが、一番の収穫は、、多数のサンプルより、非凡子でも一つの本質に近づくこと、、。
つまり、グルインでのあたりさわりない共通解釈よりも、一人のコメントの背景とか理由を深堀していくと、それだけで、問題解決のヒントになりうる、、ということ。
実際に、自分でやってみると難しいのだが、、人の話の聞き方って、「技術」であり、それで相手の無意識化の本音を深くさぐれるなんて、考え方によっては、すごいこと。
でも、表面的なコメントにとらわれずに、、ちょっとしたつぶやきを聞き洩らさず、、、人の話を聞く、というのは、かなり強力なツールなんだ。
グーグルに勝つ広告モデル/岡本一郎
グーグルに勝つ広告モデル/岡本一郎
★★★☆☆
08007
■アテンション>インタレスト
グーグルとヤフーの違いは何か?
分っているつもりだが簡潔に答えることができない・・・。本書によると、、トップページの違いがそのままビジネスの本質的な違いであるようである。すなわち、ヤフーはニュース、動画、・・・様々なコンテンツで「アテンション」を売っているのに対して、グーグルは何もコンテンツを配置していない、すなわち「インタレスト」を売っている。
で、その違いがに何か、というと、「AIDMA」とか「AISAS」というように、「インタレスト」の方が、購買に近い、ゆえにグーグルの広告モデルは単価を高く設定できる、、、。
メディアの本質は「アテンション」の卸売であり、その意味においてグーグルのモデルは他と違う、という説明である。
また、筆者はいわゆるメディア論的立場ではなく、経営戦略の視点からメディアを切って解説しているため、いわゆるMBA的な学びからも本書の展開する論旨は分りやすい。
これだけ既存メディアが厳しい環境でもやはり「変革」は難しい、すなわち机上の空論・提言だけではなく、今の外部環境の変化と、これまでの組織風土・文化とをフィットさせる事業戦略をつくることがいかに難しいか、、ということについても触れられている。
MBAでの学びを現業に活かしていくとすると、、これくらい冷静に、分析して考察することができれば新しいビジネスにもつながるような気が・・・・。長く遠い道のりだが、目標・志は高く掲げていこう。



