昭和の時代Ⅱ | 催眠心理療法士のつぶやき

昭和の時代Ⅱ

前回の続きです。


昭和の時代と比べて減ったものは何でしょうか。

私が減ったな~と感じるのは、やはり自然と近所付き合い。

自然がどんどん減っていくのは本当に寂しく思えます。

実際に私が過ごした時代でもかなり自然が減っていたのだとは思いますが・・・。

しかしまだまだアスファルトに覆われた道ばかりではありませんでした。

ドブ川の横には畦道のような狭い道があり、その狭い道を自転車で走り回るのですから、ドブ川に落ち泣いて家に帰ったこともあります。

しかしそのドブ川も今やコンクリートに固められ、生物が存在するでしょうが入って何か探したいと思う気持ちはなくなります。

(大人だから?)


減ったと感じるのは近所付き合いと書きましたが、人と人の交流のことです。

某映画の中でも、カラーテレビが家に来たときには近所の人が集まったというシーンがありましたが、今では考えられません。

それだけ気兼ねをせずに付き合いが出来ていたのでしょう。

そんな時代を知らなくても昭和の時代の懐かしさを感じるのは何故でしょうか。


本当はそんな時代の憧れもあるのではないでしょうか。

時代は先へと進み、便利になり、欲しい物は手に入る時代。

しかしその裏には、理性はついていってもまだまだ心や身体はうまく付いていっていないように思えます。

そんな自分の中でのこだわりが、きっと映画を観ることで、バーチャル体験できる映画に集まっている人が多いのでしょう。


私はこの時代でこそ、昭和の時代で感じた心をもっと感じることができる世の中に変化していけばと感じております。

そのためには、自分が何ができるのかを考えていくことが大切なのでしょうね。