某病院のニュース | 催眠心理療法士のつぶやき

某病院のニュース

数日前のニュースで東京のクリニックで、診察を全くせずに適応症でない患者に依存性のある向精神薬「リタリン」を投薬するなど、不適切な処方をしていた疑いがあるとして、医療法に基づく立ち入り検査をしたそうです。

まずリタリンとはwikipedia を参考にして頂ければいいのですが、難治性・遷延性のうつ病やナルコレプシー等の過眠症の患者に対して使われる、中枢神経刺激薬だそうです。

若者のあいだでは、「やせ薬」、「ドラッグ」として常用する事があるらしいです。

薬のことについて私は全くの素人で詳しくは何も言えませんが、問題なのは「ドラッグ」としてのリタリンとして利用しれているケースです。

中枢神経刺激剤として医師の処方があれば合法的に入手可能であるメチルフェニデート(日本ではほぼ全てリタリン®)は、薬物乱用者が本錠欲しさのために詐病愁訴(ナルコレプシーやADHDなど本来の適応症名を医師に対して申告、「演技」する)で処方箋を得るケースがあります。

リタリンには「合法覚醒剤」のイメージがついてしまっているが、当然のことながら医師による処方に従って、規定量を逸脱した量を服用した場合、上記のような予期せぬ副作用や後遺症、そして薬物耐性による服用量の無尽蔵な増大、長期にわたる自発的に中断不可能な連用をきたしかねない。

wikipedia 抜粋

病院の医師が処方してくれる薬というのは、専門家のいうことは正しいと信じて服用するのだと思います。

しかし心無い医師により、病気を治すために病院にいっているのに別の問題で苦しむことになるようになるケースがあるのは本当に心が痛みます。

当初にも「早く薬をやめたい」とか「薬を飲みたくない」といった理由で、心理療法を受けに来られる方が多くいますが、私は「まずは病院の医師と相談して、薬の量を調節してもらってください。」と言います。

私の考えではありますが、薬の効果がないわけではないと思います。

ただその薬の量は症状によって、又状態によっての適量というのはあると思いますが・・・。

つまり診療内科でも病院はどこでもいいのですが、しっかりと診断を受けての薬をもらうことが大切だと思います。

そして病院だけでは足りない部分、例えば時間をじっくりかけてのカウンセリング、又代替療法(心理療法)を受け、相互の良い所を取っていけるように選択をしてもらえればいいのではないでしょうか?

また心理療法(精神療法)も今では様々なものがあり、私は催眠心理療法(ヒプノセラピー)を行っておりますが、自分にあった療法を選択できるようにしてもらえれば思います。

まずは本当に信頼できる医師、カウンセラー、代替療法を行う方、他にも自分の中でのメンター(家族や友人でもいいと思います。)など少しでも多くの人を自分の周りで探してみることをお勧めします。