経験 | 催眠心理療法士のつぶやき

経験

今までひとつのことをそこまで追及してこなかった私としては催眠が一番長く続いています。

なぜ催眠が一番長く続いているのかと言えば、あまりにも奥が深い世界からでしょう。


テレビで行っているような面白いショー催眠は最初は面白いと思うのですが、結局すぐに飽きてしまいます。

私も最初催眠を勉強を始めた頃、「催眠ができればかなり凄いことだし、面白いことや楽しいことがいっぱいではないか?」と思ってました。

しかし、ある方が「ショー催眠なんて暗示がかかるのがわかったら、それだけだからすぐに飽きる」と言われたことがあります。

実際に私も催眠を勉強してある程度成功することができるようになったとき、その言葉の意味がわかりました。

やっぱり面白いだけでは飽きるんですよね・・・。


しかし、今まだまだ催眠をやめず、まだ勉強(研究?)を続けているにはただ面白いだけではなかったんでしょう。

催眠のことを学んでいる人はわかると思いますが、催眠と名前が付いているだけで、結局は人と交流する力ではないかと考えます。

人と交流する力というのは、相手があって始めて成り立つもの。

いくら本で技術を学んでも、相手との交流がなければ独りよがりの世界です。

本当に必要なものは相手とのコミュニケーションをどう高めていくのか?が重要です。

相手の仕草や表情、その他の情報を的確に観察し、認識していくこと。

そしてこちら側からも相手に相手に必要な情報を与え、そして良い信頼関係をお互いに築いていくこと。

(当然それだけではありませんが)


これは、相手がいる世界では必ず必要になってくるものです。

例えば、同じお店でも「この人から商品を買いたい」と思ったり、「この人ともっと話をしたい」と思うには何が違うのでしょうか?

そこには、その人が何か人を轢きつけるものがあるからではないですか?

当然、すべての人が同じ価値観があるわけではないし、習慣などによって受け入れられること・受け入れられないことは違ってきます。

しかし、コミュニケーション能力の高い人というのは、信頼してもらえる確立が全然違ってきます。

それだけ、良いメッセージを相手に伝えているのでしょう。


ではその「メッセージにどういったものがあるのか?」と少しでも理解でき、実践をしていくことができれば、人とのコミュニケーションはどう変わってくるでしょうか?

私は催眠という道具をきっかけに、この能力について未だ精進を続けています。

きっとこの能力については、終わりがくることなどないでしょう。

しかし私は、良いきっかけを手にしたと思います。

だって少しでも多くの方と、少しでも良いコミュニケーションを取っていきたいのですから・・・。

私はきっと人が好きなのでしょうね。


まだ構想中ですが、そういったコミュニケーションを高めるセミナーなども開いていきたいと考えております。

皆さんも是非自分のコミュニケーション能力についてちょっとだけでも意識してみてください。