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大西沙紀のブログ

大西沙紀のゆびのさきっちょまでハッピー

私は今日、

通行人になり、
乗客になり、
お客様になり、
店員になった。


何者でもない私はどこにいるんだろう。どこかにいるんだろうか。


私の今日を、
一瞬一瞬、切り取って、

「これがもしワンシーンだったら」


どんな風に私は存在してる?


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考える。
感受性を持って。





何かはきっと、
何かの真似で、
その何かもまた、何かの真似になって、
何もかも、何か、から生まれてくるのなら、
その最初の、何か、はどこに在るんだろう。

比べることが苦しいときはいつもそんなことばかり考えてしまう。

心は宇宙に行って、宇宙は一体何から生まれたんだろうって、そんな風に思えたら、やっと苦しさはどこかに行って、壮大な時間の流れの中にわたしもあの人もあの子もいるだけなんだと思えるよ。

色んな顔が、わたしの前に並んでる。
人生ゲームみたい。

割り切った人達だけがここにいるのかな。
先日、2度目の舞台に出させていただきました。

2日に千秋楽を迎え、昨日はずっと舞台のことが身体から抜けなくて、ついセリフを口に出していたりしていました。


恵美、という女の子が私の役で、
彼女と生きれたことは、私の中に多くの「気づき」をくれました。
彼女だけでなく、演出の野口まいこさん、劇場のスタッフの皆さん、共演者のみなさん、そして、観に来てくださった全ての方々。

特に今回は、お客様がいて初めて足りなかったピースが埋まる、という感覚を強烈に感じました。
幕が上がったときに観客席に人がいるということから、自分が受ける心の動き、みんなの息づかい。そこから生まれる熱量と、集中力が増す面白さ。みんなで紡いでいく約1時間が、本当に一生みたいだった。

「観てもらえて初めて芝居は完成する」
稽古中に演出のまいこさんから言われたことを、文字通り肌で感じることができました。


そしてもう1つ。

今回は自分の未熟さを、散々気づかされました。
頭でわかってるのに、どうしてできないんだろう。何が違うんだろう。
人を見て、自分を見て、また人を見て、自分を見て。人と自分をたくさん比べました。比べて比べて、眠れない日が続きました。
比べてよかった。
比べちゃいけない、って思うことなんて何も無かった。
真似しても意味がない、ってようやく心の底からわかったから。
誰かを越えようとするんじゃなくて、私は私を越えなきゃ意味がない。本当に意味がない。

私を恵美にしてくれたのは、同じチームのみんなでした。みんながみんなでいてくれたから、私は恵美になることができました。
足りないものを補っていく。みんなほんとにマイペースで人の話聞かないけど、自然と集まって気が付いたらゲラゲラ笑っている。大切なのは相手を見ること、受け入れること。観てくれた人に、届くものであるために、私達はとても仲良くなったんだと思う。


今回の恵美という役は、私にとって挑戦でした。
1人を愛するあまり、最後に自ら命を絶ってしまう。どうして?って、考えれば考えるほどわからなくなって、自分の中の、深い、深い、暗い、闇の世界に何度も行って、何度も何度も恵美に問いかけて。

何度も空を見上げました。恵美も見たのかなぁって。行き交う人の話し声が雑音に聞こえたり。

私がやっと、一つだけ見つけた答え。 

愛してるって、あの人に伝えたい。

でも言えない恵美の気持ちが、やればやるほど伝わってきて、私はそれを私の全てを使って恵美に預けようと思いました。

彼女が伝えたいこと、届けたいこと、全部。
本当に言いたいこと、全部。


足りないものは、きっと誰かが埋めてくれる。 

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