そこから先には行けないという奇妙な見えない壁。 
 
突き当たりまでとにかく行ってみよう。その奇妙さを目で見て確かめたい。
 
 
 
R294を北上し黒羽~伊王野を経て福島県棚倉町へ
 
散り際の紅葉がさらに哀愁を増幅させる
 
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古殿町で地酒「豊国」を求めた。名前が今になっては皮肉な感じがするが、美人女将はここは放射能も低いし大丈夫と言っていた。素直に受け止めて飲ませていただきます。
 
 
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R349でいわき市に入ると山の中にレストランがあった。お店のオバチャン達と美味しい料理の写真も撮っておきたかったナ  
 
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こんな山奥もきれいに除染されていた。その残骸があちこちにある。
 
 
 
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川内村は復活していた。さすがに子供の姿はほとんど見ない。 更に東へ進むと富岡町で行き止まり。
どの家も震災当時のままで空家になっている。野放しの田畑はススキ野原だ。
 
 
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常磐線もここは完全に廃線。草が生い茂る。
フレームだけのコンビニの看板が廃墟を象徴している気がする。
 
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その境界線を中心に広範に無人エリアがあった。 ただ必要最小限の関係者と、自分を含め好奇心旺盛な旅行者が僅かにいるだけ。 どこかのSF映画にあったように危険地帯にお宝が隠されていたり、秘密のマーケットがあったりなんて甘い夢は微塵もない。ケンシロウもいやしない。 
 
 100年たっても変わるのか?(by Friction) 荒くれ者が集まる無法地帯になっているとか、そんな微笑ましい夢想をする余地なんて今はない。
 
 ゲートの先にはイエローの信号が点滅していたがいったい誰のために合図を送っているのだろう? 
 
 
 
追伸: いわきのNESTにも寄りたかったけど、遅くなりすぎた。 またの機会にいきませう。