ひとこと解説

現在の株価ですぐに株式を取引したいときに行う注文方法

詳しく解説

今回は成行(なりゆき)注文について解説していきます。成行注文は早く取引が成立させられる可能性が高い注文方法です。ただし、指値注文と違い、取引が成立しても自分が望む価格で手に入るかは分かりません。

これは2014年8月8日のパナソニック(6752)の株式市場が始まる前の朝の株価情報ですが、赤マルで囲った成行注文に注目してください。この株数が取引開始と同時に、この成行注文が最初に成立することになるのです。

ただし、株式市場が始まる前の時間帯の売買では、成行注文を選択した場合、自分がほしかった価格で入手できない場合もありますので売買の際はご注意ください。
次に取引時間中の成行注文について解説していきます。

下の2014年8月5日の三菱重工業(7011)の株価情報を見てください。



この場合、株式を購入したい人が649.8円と株式を売りたい人650円となっています。この時一早く三菱重工業が欲しい場合は、成行注文を行えば650円で株式を手に入れることができます。

ただし、取引時間中に関して、赤マルで囲った成行注文は取引が始まる前のように株数が表示されていません。取引時間中は注文と同時に取引が成立するため株価情報にはないのです。

このようにいち早く株式を取引したい場合は成行注文が適しています。