あ、先に断っておきますが、もちろん私達のホテルではありません。メイク作業時間もあらかた管理してるので、さすがにその時間は無いと思います。私の同僚が昔に他社のラブホテルを担当していた時の話です。



みなさんご存知の通り、ほとんどのラブホテル・レジャーホテルにはアダルトチャンネルが多数入っています。もちろん、ちゃんと映っているのか確認出来るよう、従業員が清掃や点検などで客室に入った時もちゃんと見れます。


まず、ラブホテルのベッドメイクの流れとして、

お客様退室

はがし作業、または火元作業・・・お客様が使ったシーツや枕カバーなどをはがす。浴槽にはってあるお湯を捨てる。ゴミを集める。タバコの消し忘れやポットの電源が入ったままになっていないか、間接照明などに物がかぶさっていないか、忘れ物はないかの確認など。

荒作業・・・ベッドを組むのに必要なシーツ・ピロケース・デュぺ・ホーフなどの準備・タオル類の準備、冷蔵庫の売上の上がった商品などを予め部屋に入れておく。

作業(清掃)・・・客室のベッドメイキング、客室内各所の清掃

検査・・・第三者による清掃後の客室点検

完成


と、いった流れです。はがし作業や荒作業は通常一人で行う作業です。清掃班(2~3名編成)が清掃に入るのは、荒作業の終わった部屋か、はがし作業・火元作業の終わった部屋からです。清掃する下準備の整った部屋から入った方が効率が良いからです。



R・H君(仮名。メガネをかけた、ごく真面目そうな当時20代前半男)は、その日はがしとリネン担当の日でした。さぁ、お客様が退室。早速はがし作業のため、客室に入ったR・H君が目にしたのはアダルトチャンネルでした。お客様はアダルトチャンネルをつけっぱなしにして出て行ったようです(ホテルによって、自動的に清掃状況画面になります)。さっき確認した時は、2つあった清掃班は、別の階と別の棟にそれぞれいました。そう、正に今がチャンス。若いR・H君は湧き上がる性的衝動を抑え切れませんでした・・・。意を決して・・・始めちゃったのです・・・ハンドマッサージ器を使って!


・・・R・H君の敗因は、この手馴れた(いたであろう)ハンドマッサージ器を使ってのオ○ニーでした。別の階にいた清掃班はいつの間にか清掃を終わらせ同じ階に・・・。T・N君ともう一人が、頑張りやさんのR・H君のはがし作業を手伝ってあげて、そのまま作業(清掃)を行ってあげよう、という善意からの気持ちも仇となりました。


「ブブブブッ・・・」「?? R~、お疲れ~」部屋に入っていったT・N君が目にしたものは・・・R・H君がアダルトチャンネルを前にし、ハンドマッサージ器を股間に当てて頑張っている姿でした。 「ブブブブッ・・・」そう、ハンドマッサージ器の音で侵入者に気づくのが遅れてしまったのです。急に凍りつく空気。絶句したT・Nと、侵入者に気がついたR・Hの視線が絡み合う・・・刹那、T・N君は逃げました。フロントに。



「○○さん、た、大変だっ!R・Hがオ○ニーしてたっ!!」なんだそりゃ


次の日の朝には、この事件を知らない者は居なくなったのは言うまでも無い。



R・H君は未だに現役だそうで、綺麗な客室作りに励んでいてくれていると思います。