おととい、」病院出てちょっと歩いたところで、品のよさそうなおばあちゃんが声をかけてきました。

「〇〇病院がこの辺にあると聞いたのだけど、どう行ったらよいですか?私、ちょっと目が悪くて…」
とのこと。
その病院名は、私が通っている移転する前の病院名でした。

病院のこと、いろいろ調べておいてよかった~。

目が不自由というのはどれだけ大変なことであろう…
私が出来ることと言ったら、入り口までお連れすることだと思いました。

「大丈夫です。場所さえわかれば」と…
まぁ、最初はだれでもそう言うし、「私も今、その病院から出てきたところですし、ご一緒しますよ」
と再提案。
ところが、
「大丈夫です。甘えちゃいけないんです」
と…

しかもとっても穏やかな口調で。

なんと頑張っているおばあちゃん…

そういうことであればと説明をしたのだけど、


ジャミヌミ大失敗。

5Mくらい先に合った看板を指して

「あの看板見えますか?」と聞いてしまった…

目が不自由だと言っているのに、全く配慮のない発言…しょぼん


その後、ちゃんと説明はしたけれど、私が発した言葉…

おばあちゃんを傷つけてしまったかもしれない…ガーン


でも、そのおばあちゃんは

「うれしいね。優しくしていただいて。ひきとめちゃってごめんなさいね。ありがとうございました。」って、

頭を下げてくださいました。


全然優しくなんてできてなかったのに…


ほんの1、2分だったけど

物腰の柔らかさと、言葉と、気持ちと、心の強さと、おばあちゃんの出す穏やかな雰囲気に

全てに頭が下がりました。


一度出してしまった言葉はどんなことをしても、二度と口には戻ってこない…

自分の未熟さに、その後私ができたことは、

おばあちゃんがちゃんと入り口付近までつくのを見守るだけでした。


まだまだ人生修業が足りないと痛感した時間でした。


思い出すと、自分が情けなくて涙が出ちゃうので

診察のことはまた後日・・・