jamjamホリデー マチネとソアレの間に 

日曜日にライブをやりましたぁ~、アーカイブが出ているので聴いてくださ~い。

ライブでもお話ししました。こちらも、本当に長い間、読んでいただいている方もいると思うので、改めてお知らせします。
長らく休団という形で、活動を休止していた、劇団ジャムジャムプレイヤーズですが、
先日のラジオ放送を持ちまして、解散いたします。

本当に今まで、まあ、休団していたので、最近は何もやっていないのですが、公演を打っていた時は、本当に本当に皆様にはお世話になりました。
おかげで毎回良い公演を行うことができました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私自身、人生の一部としてともに30年歩んできた劇団を解散するのは、なかなか難しい決断ではありましたが、また新しいスタートを切るためにも、このあたりでちゃんと答えを出したほうがいいと決心しました。

1994年結成。当時は劇団河原乞食と言う名前でスタートしました。
旗揚げは1995年1月。
今はなき池袋小劇場という、小さな劇場でした。
キャバレーの上に劇場がありましてね、当日雪が降るという事で、当時の劇団員のアイデアで、暖かいお茶をふるまって、喜んでいただけたことを憶えています。
そこから30年。まさかここまで続くとは当時は思ってもいませんでした。
手探りで書いていた台本も、ここまで40本位はトータルで書いて参りました。
演出も、スタニスラフスキーの「俳優修業」を片手に、なんとか、独自にやってきました。
旗揚げをした時のメンバーに、「もう全部、教えて。ちょびひげになって」と独裁政権を求められ、「うん、わかった」と良く事情を理解せぬまま返事をして、そこから今まで、もちろん紆余曲折はものすごく逆戻りしているのではと思うほどありました。
それでもなんとか、満足のいく笑いが欲しくて、時に胃カメラを飲みながら必死に歩んできました。
本当にここまでやってきたのは、ひとえに、自分の理想とする作品作りに近づくためでもありました。
未だに近づいていません。
本当に演劇は、美しく、ひたすらで、ただただひたすらで、人間が出る芸術です。
人間同士が、必死につながり合うからこそ、現われる。
そこには人間しかない芸術。
今のところそう思ってます。
これがまた実に難しい。難しいけど、それができた時、何よりの満足感を得られるのも、演劇です。

今回で劇団は終わります。終わりますが始まります。
たいせつなものだからこそ、このまま置いておくわけにはいきません。

応援してくれた皆様、並びにお手伝いをしていただきました皆様。本当にありがとうございました。一緒にあの世界を生きれたこと、いつまでも忘れません。

最後に、これは、僕たちが一番油がのっていた時につかっていた劇場です。

この階段が私の青春でした・・・今も、まだあります。