太った豚よりもやせたソクラテスになれ  ジョン・ステュアート・ミル

太った豚!って言い方が強烈ですな。憎しみを感じる。ブタだけでいいのに・・・

「満足した豚よりも不満を抱えた人間の方がよく、満足した愚か者よりも不満を抱えたソクラテスの方がよい」


目に見えない驚異で最近大変ですな。恐ろしい。
人がウィルスに見えてきてしまいますね。
近所のショッピングモールにあるフードコートにご飯を食べに行ったら、台北料理コーナーはがらがらでした。

秋深き隣は何をする人ぞ 芭蕉

春間近隣の咳おそろしや 達庵

恐ろしいのはこのウィルスがまだ何者かがわからんとこですな。
感染が広がる間に、なんだか違うウィルスと合わさって恐ろしいものに変わるかもしれない。
ウィルスにも生存本能があるというのをなんかの本で読みました。
だから入り込んだ人が死んでしまうと自分も死んじゃうからそう簡単には殺さない様にしているらしい。
自分も死んじゃうから。そんなことまで考えているそうな。
恐ろしい。
利己的な遺伝子って本もそんな話だった。
猛烈にざっくり書くと生物にある遺伝子は意思を持って行動しているって話だった気がする。
その意思に従って進化は進んでいく。
生存本能というものは生物であれば意識的にしろ無意識的にしろあるもので、生きていかないかん。死んだらあかん!なにくそ!って想いで生きている。
それが道になり今に至る。
今回のウィルスもなんとかして生き残ろうと必死になっているかもしれない。
これからどうなるか、まだわからない未知の脅威に対して、我が国の政治家は、水際で止めることができたのではないかという、すべてが終わってから話すべきことを話している。
今やその方が脅威ですな。ウィルスも恐ろしいが、この国を全力で守る気の無い利己的な政治家全員の心が恐ろしい。
与党も野党もないな、これは。全員です全員。
未知の脅威に対して国全体で身構えられない政治家全員に問題がありますな。
我々は彼らに殺されるかもしれない。今はそこまで思っている。
こんなことあまり書きたく無いけど、かなり絶望をした。
世界は猛烈な勢いで進んでいるのに、文句を言って、知りません、わかりませんと答える。その繰り返し。
僕らの選んだ政治家だし、選挙で選ばれるってのは、並大抵のことではないだろうから、それなりに尊敬はしていたが、この件でその思いは失墜した。
気をつけなければ僕らはこの国に殺される。
きっと彼らは政治家という立場に満足しきっているのだろう。
だから考えが及ばない。初心に返るとはなかなか難しいことだ。

自分の生存本能をフルパワーで発揮して、生きていかねばならない世界がもうすぐそこだな。