今回購入したアンティークカップ&ソーサーは、「コールポート、ジョン・ローズ&Co(イギリス)」の品物
時代は1820年頃か。同社の開発した無鉛長石釉白磁で製造され、厚みのある重い磁胎でできている。形はロンドン・シェイプのヴァリエーションで、口縁がラッパ状に開いた「フレア・タイプ」
装飾に目を移すとコバルトに金彩でヴァイン(葡萄)が象徴的に描かれ、白抜きされたメダリオンには上質な花絵。またカップとソーサーのエッジはクリーム色が塗られ、金彩はアルファベットの「C」をデザイン化した「ロココCスクロール」と小花をパターン化したものが描かれている
“夜明けの金星 消えゆく空はコバルト”とは名曲「コバルトアワー」の言葉。朝焼け前の短い時間に見える強く明るい青。そのコバルトに高品質な金彩が豪華に描かれメダリオンが引き立てられている
他に本品で特筆すべきはコンディション。カップ外側のヴァイン装飾に少しだけ金彩の薄れがあるが、トータルのコンディションは大変よい。ほぼ未使用と思われる
200年の時を経てもコバルトブルーは色褪せない。
※ 和田泰志先生の御著書を参照させて頂きました





