ぼくのなかのぼくと
あなたのなかのぼくと
あの人のなかのぼくがいて
ぼくが死んだらぼくのなかのぼくは死んでしまうけど
あなたのなかのぼくは死んでしまうのかな
あの人のなかのぼくは死んでしまうのかな
肉体が魂の入れ物にすぎないと仮定して
肉体が滅んでも魂は彷徨い他の身体へと乗り移るとしよう
これが輪廻転生というのだろうか
でもここで疑問に思うのが
魂が乗り移るのに
それ以前の記憶や能力は0(ほぼ0?)になっているということだ
これって効率悪くない?
生前の能力とか引き継げるなら
より高度な人間が生まれて高度な文明を築けると思うのだが
人間を創り出したのが神だとしたら
神様は人間が高度になりすぎるのを畏れたのだろうか?
それは人間が神に近づいてしまうから?
しかし人間には性善説と性悪説があるという
人間が成長して善になっていくのならそれを引き継げば
世界はだんだん平和になって行くはずだろう
悪になったものを引き継げば
人間は自滅するんだろう
神様はこんなことを考えていたのだろうか
それに「死んでも来世がある」なんてことがまかり通ったら
犯罪は絶えないだろうね
でも「生まれ変わり」ってのが本当にあるとしたら
死への恐怖も少しは和らいで
亡くなった人への悲しみも軽減されるのかな
だから生きてるうちにいいことした人だけ生まれ変われるってすれば
万事解決!なのか?
生まれ変わんなくてもいいぜ!って人には関係ないんだろうな
この「いいことした人だけ生まれ変われる」ってのが
昔からいろんな宗教のもとになっているんだろうね
最近ゲームばっかやっていて
人の命っていうか人生って
一度クリアしたら高い能力値を引き継げるゲームとは違う
なんか不思議なもんだなーと思ったのでした
でもそういう話があったら面白いかもね

