是非みなさんにお伝えしたことがあります。
それは、「シュノーケリングを甘くみてはいけないこと」です。
特に子連れは要注意です
今までハワイやグアムで何回となくシュノーケリングをしてきましたが、
GWのヒルトンで命がけの勉強をしましたので、そのことをお伝えしたいと思います。
ヒルトンはタモン湾沿いのホテルの中でも、シュノーケルのポイントとして有名です。
他の海沿いのホテルは、海に向かって正面に立っているところが多いですが、
ヒルトンの立地は少し違います。
それゆえなのでしょうか、陸からそんなに離れてなくてもすごい深さになります。
ヒルトンではライフジャケットの貸し出しなどは有料になりました。
シュノーケルセットとライフジャケットのセットで、
一回につき、タシクラブ宿泊者は5ドル、それ以外は15ドルです。
その時のメンバーは夫、私、8歳の息子の3人。 娘は部屋でのんびりしてました。
3人で45ドルは高いなぁと思い、「浮き輪とビニールボートがあるからいいだろう」と、
ライフジャケットを借りずに出発しました。
満潮の最も深い時で、天候は晴れているけど強い風が沖に向かって吹いていました。
すると、その強風でボートが流されてしまい、
夫は「ここで待ってて」と子供の浮き輪を持ってボートを追いかけました。
岩の上に立って夫を待ってた私と子供。
すると、突然ものすごい強風にあおられて、海へ落とされてしまいました
泳ぎがまだまだな8歳の息子はパニックになって私にしがみいてきます。
深くて深くて足がつきません。少し泳げば岩があったのでしょうが、子供がパニックになってしがみつき、
私は海の中からなかなか顔を上げられません。
海の中から顔が出た一瞬、子供にシュノーケルを加えて浮かべとも叫んだのですが、
パニックになるとそんな簡単なこともできませんでした。
子供が溺れて助けに入ったけれど水死するというのはこういうことか・・と、
パニックの中に「溺死」という言葉が頭をかすめました。
近くの日本人の方が私達の様子に気づき、「浮き輪を貸しましょうか」と息子に聞いてくれたのですが、
内弁慶の息子はそんな非常時まで意思表示できず・・。
私は海の中なのに・・。
無理にでも浮き輪を息子に押しつけてほしかったです・・
私の友人の話ですが、クラスメートが海で溺れていたのに、
ふざけていると思って助けられなかったという悲しい経験をしたそうです。
ボートを取りに行った夫も、初めは私達がふざけていると思ったそうですが、
すぐに溺れていることに気づき急いで戻ってきてくれました。
小さな子供用の浮き輪を3人で掴んで命拾いしました。 まさに九死に一生でした。
大量の海水を飲んで本当に苦しかったです。
今もまだこのことを思い出すと、恐怖感にかられます。 それほど死を覚悟しました。
これは引き潮の写真ですが、私達が溺れた場所は写真中央左側のグリーンのあたりで、
それほど浜から遠くはないのに、引き潮時でも底が顔を出さないほど深いのです。
今まで泊まった海沿いのホテルは、ライフジャケットを有料で借りた記憶はありません。
(今はわかりません)
命にかかわるレンタルは無料であってほしいと思いました。
1人1回15ドルを家族4人で4日間となると240ドルにもなります。
シュノーケルセットを持っていれば、ジャケットだけでいいですし。
ちなみにヒルトンはライフセーバーはいません。(看板にそう書いてありました)
マリンショップのスタッフはライフセーバーではありませんので、溺れても助けにきてくれません。
とにかく、ジャケット必須です。
前日、Kマートでジャケットを買ってくれと息子に言われたのですが、
かさばるからと買わなかったことを心底後悔しました。
今回はシュノーケルを安易に考えてはいけないということを、命がけで学びました。
どうぞみなさん、安全なシュノーケリングをお楽しみください。
これで、グアムのヒルトンはとりあえず終わりです