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嬉しかったので記事として投稿
新潟でついに上映が始まりました
コンテンポラリーバレエの傑作
『マシュー・ボーン版 白鳥の湖』
「白鳥の湖」といえば、美しいチュチュを纏ったバレリーナの群舞の印象がありますが、
こちらは白鳥が全員男性です
白鳥の「圧」が強いのなんの
野性味があって鳥そのもののような動きや気まぐれさがある。
迫力があって男性の踊る白鳥もまた素敵です
バレエの知識もありませんが、見たかった理由は、
20年近く前に観た大好きな映画の1つ『リトル・ダンサー』(ミュージカルでは原題の『ビリー・エリオット』としても有名)の大人になった主人公ビリーが踊るのがこの『白鳥の湖』の主役である「ザ・スワン」だったから。
何度も行われた来日公演は今年もあったようですし、DVDも販売されていたりと人気の舞台だそうです。
初演で演じたアダム・クーパーが『リトル・ダンサー』で大人になったビリーを演じているのが話題でした。
インパクト強い白鳥の衣装とメイクに当時びっくりして、一度でいいからみたいな~と思って今に至っていました。
「白鳥の湖」のブラックスワンにあたる役が「ザ・ストレンジャー」。
いきなり舞踏会に表れて、次々と周りを虜にしていく姿がまた妖しい感じでとても現代的。
「ザ・スワン」も性別を超越した感じですし、王子と踊るシーンは優雅でありながらダイナミックで、ものすごい技量がないと白鳥も王子も演じられないと感じました。
男性と男性が躍るんですよ~。
昔ながらのバレエのイメージを壊してくれるシーンですが、本当に美しいです
ロイヤルバレエ団のプリンシパルが客演して「ザ・スワン」を演じることが多いそうで(初演のアダム・クーパーからのイメージでしょうか?)、男性のバレエダンサーの憧れの演目なのかもしれません。
セリフがないのに踊りだけで感情を表現するバレエダンサーさん達が素晴らしすぎました
マシュー・ボーンさんの解釈がまた現代的で愛を求める王子の苦悩がまた切ない。
そして妖しげな雰囲気がとても大人っぽく、迫力ある白鳥たちのダンスや時折コメディ調になったりと幅広い見せ場と深い解釈が素晴らしかったです。
首都圏では映画館での上映が今までもあったようですが、ついに新潟にも
人気作「アナ雪2」と上映期間がかぶってしまい押され気味ですが、少しでも多くの方に観てもらいたい作品です。
Fika恒例の「冬のクリーム」