【キャスト】※Amazon抜粋
志賀直哉:谷佳樹
武者小路実篤:杉江大志
有島武郎:杉咲真広
里見弴:澤邊寧央
石川啄木:櫻井圭登
高村光太郎:松井勇歩
広津和郎:新正俊
小林多喜二:泰江和明
アンサンブル:町田尚規 多田滉 山口渓 田中慶 石澤友規 松崎友洸 山田隼人 杉山湧哉
スウィング:大嶌幸太
【スタッフ】
原作:「文豪とアルケミスト」(DMM GAMES)
監修:クリーク・アンド・リバー社
世界観監修:イシイジロウ(ストーリーテリング)
脚本:なるせゆうせい(オフィスインベーダー)
演出:吉谷晃太朗
音楽:坂本英城(ノイジークローク)
制作:FAB
主催:舞台「文豪とアルケミスト」7製作委員会
さて、久々の舞台は文劇こと舞台文豪とアルケミスト。
5周年7作目。
1作目から見に行けていることに感謝ですね。
今回は文劇常連(笑)白樺派勢揃い会。
上流貴族風のあの衣装が4人揃うと圧巻ですね。
兄弟愛、友情、敬愛
今まで以上にたくさんの愛が詰まった舞台だったと感じるのは白樺派贔屓であり、推しの石川啄木が出たからでしょうか笑
会派のつながりを深く感じました。
しかし、今回剣と銃しかいなかったんですが、銃組の高村光太郎と石川啄木の殺陣がとってもスタイリッシュ。
オープニングの後ろ向きに打つシーンは心を打ち抜かれました笑
ただ、高村の殺陣が1番かっこよかったです。
なんか、とても高村らしいと言いますか。
あ、オープニングといえば石川と広津和郎の新聞記者コンビの白樺派を新聞記事のように語るシーンはワクワクするものがありました。
侵蝕者が話をしたり、さまざまな装い、戦い方。
たくさんの進化を遂げていて、彼らにもフューチャーされてましたね。
それに加えてプロレタリア派、というより小林多喜二の境遇がしっかりと組み込まれていて途中みていてとても苦しかったです。
戦火のプロレタリア派の予習をしてきてよかったようなどうなのか……。
文豪の抑圧、葛藤、痛みが如実に現れた作品。
侵蝕者の中での小林多喜二の扱いというか考え方?は前回侵食者を「政府」と言っていた辺りなんとなく合点がいきました。
文劇が過去の文豪たちの生活や考え、運命の縮図と考えるとまた違う見方ができるかもしれないなぁと思ったり。
重たい内容でしつが、その分白樺コンビがとっても弾けてやりたい放題でしたがね笑
まさかVAR機能(笑)で同じシーンをもう一回やる、なんてことをやろうとは。
そこでちょっとメタ発言あって笑っちゃいました。
あと、コロナが緩和されて初?の文劇?
客降が多くて目の前で役者さんの動きを見れたのもよかったですね。
侵蝕者目の前にいて無茶苦茶怖かったんですが笑
最後の挨拶で高村光太郎のコーヒを志賀直哉が日本もパクる(笑)という事件を知って、みんな仲良しなカンパニーなんだなぁ、と安心しました。
これからも10作、20作と作品を繋いでいってほしいですね。