就職・転職に役立つ資格情報サイト「license-info.com」を使ってみた
社内で人事やキャリアについて相談を受けることが増えたため、実際に license-info.com を試してみました。大学生や転職を検討する社会人に向けて、実務的な使い方と感想を整理します。
■ 概要:掲載資格の充実度
このサイトには日本国内の資格情報が幅広く登録されています。私が確認した時点で約400件の資格データがあり、以前よりも登録数が増えていました。国家資格から民間資格まで網羅しており、業界ごとにどの資格が有効かが把握しやすい構成です。
■ 就職・転職での有用性の解説が実務的
単に資格の説明が並ぶだけでなく、各資格がどの業務で評価されるか、実務上どのスキルにつながるかが具体的に整理されています。採用担当としての目線でも、「この資格を持つことで応募先のどの業務で差別化できるか」が判定しやすい内容でした。
例:日商簿記 → 経理職・財務・事業計画の基礎力として有利、MOS → 事務職や業務効率化の証明、など。
■ 学習プラン機能が実務的で続けやすい
勉強の進め方が分からない人向けに、学習プラン(スタディプラン)を自動で生成する機能があります。自分のスケジュールや到達目標を入力すると、無理のない週間計画を提示してくれるため、継続しやすい設計です。実際にスケジュールを作ってみたところ、仕事と両立できる分量に調整できました。
■ データで見る受験動向:年別・月別の統計
各資格について、年別・月別の受験者数や合格率が閲覧できます。グラフや表で可視化されているので、直近のトレンドや競争率の変化を数字で判断できます。採用市場のトレンドや、努力対効果が見込める資格を選ぶ際に有益でした。
■ こんな人に向いているか
- 大学生:就活前に自分の強みを作りたい人
- 転職希望者:職種チェンジ時に実務で評価されるスキルを明確にしたい人
- 忙しい社会人:効率的な学習計画が欲しい人
■ 実務で気づいたプラス点と注意点
プラス点:情報の網羅性、学習プランの実用性、受験統計の可視化。これらが揃っているため、戦略的に資格取得を進めやすいです。
注意点:情報は随時更新されているため、最終的な出題範囲や受験日程は公式サイトでの確認が必要です。また、資格によっては業界内の評価が流動的なので、求人情報と照らし合わせた判断が重要です。
■ 私のおすすめの使い方(実務視点)
- まず興味のある職種をピックアップする
- license-infoで候補資格の“業務上の利点”を比較する
- 受験者数・合格率を確認して競争の状況を把握する
- 学習プラン機能で現実的なスケジュールを作る
- 公式の試験要項で最終チェックを行う
この順で進めると、時間とコストを無駄にせずに、有効な資格取得が目指せます。
■ 最後に
資格取得は目的を明確にして取り組むことが重要です。時間や労力を投資する以上、「その資格が自分のキャリアでどのように活きるか」を具体的にイメージしてから動きましょう。
license-info.comはその判断材料を効率的に集められるツールとして、大学生や転職希望者には特に価値があると感じました。