イタリアの医師・小説家・ホームズ研究家であるエンリコ・ソリト氏によるパスティーシュ『シャーロック・ホームズ 七つの挑戦』。
帯にあるとおり、ワトソン博士のホームズ録がイタリアで発見された…という想定で書かれた正統派パスティーシュ。ドイル作品の雰囲気をしっかりと継承しつつ、実在人物と共演させるなどのパスティーシュらしい自由な発想も取り入れてあり、非常に面白い!このところ読んできたパスティーシュが変化球のものが多かったので、こういう王道な作風を読むとホッとします(^^)。
あとがきによると、元々は本国・イタリアで5冊もの短編集が出版されており、本作はその中から選りすぐりの7作品をピックアップしたとのこと。
こういう作風なら、ぜひ他作品も読んでみたいものです。
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