オカルティックジャグリスト ジェイキングがゆく!!
ちっきしょーっ!!打つ台がねぇーぜ!!!
海を打ってた俺は、スロのコーナーをうろつきこう呟いた。
しっかし今日の俺はついてない!魚群3回もはずしちまった!
俺の海立ち回りの根拠は、何を隠そう裏ザメ理論!
(1・9クロスで裏ザメはずれが来たら、50回転以内の当たりは堅いのになぁ・・・。)
魚群が逃げる台はハマリが深いことは当然のように知っていた俺も、この日はアツくなって打ち込んでしまった!
(きっと電圧調整で遠隔されたに違いない・・・なんせリーチ目である1・9クロスの真ん中裏ザメが来たのに50回転以内に当たりが来なかったから・・・。)
この事実は、俺にとって一大事だった。裏ザメ攻略を、一部のプロしか知らない電圧変動遠隔で破られたのだから!!!
俺が普段打つ台は海かジャグしかない。海でダメだと、俺はお約束のようにジャグを覗く。
そう、俺の得意技は裏ザメ理論とジャグのハイエナだ!
ふと、何気なくジャンキジャグラーに目をやると、合成分母が144の台が目につく。普段は合成とかはあまり気にせず、ゾーン狙いで攻める俺だけど、この日は珍しく合成が気になった。
(ふっ・・・、合成なんか気にするようじゃ、まるでそこらのミーハースロッターと変わらねぇな!ぶどう落ちとか、みんな利いた風なこと言ってるが、ゾーンを無視してジャグで勝てるはずがねぇだろう。)
そして、264Gで捨てられたその台に座り、サンドに英世をぶち込んだ。ここだけの話だが、この日すでに諭吉はひとりもいなった。
ジャグ全般に言えるんだが、実は264Gあたりはとかくアツいゾーンだということはあまり知られていない。そのことを俺に教えてくれたのは、ジャグ打ちの間ではちょっとした有名人であるやり手の黒メガネのおばちゃんだ。
「あんたね、憶えておいた方がいいわよ!200G超えると、次は280G~320Gあたりでペカること多いし、それを超えるとまず650Gまで来ないってことを!!うひゃひゃ!!」
二人目の英世で、俺のジャンジャグがペカリと光る。回転数は、見事292Gだった。まさにゾーンのど真ん中!
ふっ、狙い通りだな・・・呟きながらタバコに火をつける。
しかしジャグ連が来ない。次にペカったのは144Gという、ゾーンとはあまり関係のないG数だった。
(へぇー!珍しいこともあるもんだ!これは黒メガネのおばちゃんに報告した方が良さそうだな・・・。)
しかし、次もジャグ連が来てくれなかった。そして、179G、228Gと、またもやゾーンに絡まないところでぺかる。しかもバケ!
(やっべぇーぞ!バケ2回続いてジャグ連しないと、600Gはハマるはずだ!!)
ジャグでは常勝組のゲンさんに、俺はそう教わっていた。ちなみにゲンさんは本当に凄い。なんせゲンさんは、BARの3つ揃いが来るとジャグ連に入ることを発見したその人本人なのだ!!
結局、最後のバケから100Gのゾーン抜けしたところで、俺はその台を捨てた。もう少し攻めたかったが、この日すでに英世すら全員いなくなったのだから仕方がない。
だが気になるな・・・あの合成は普通じゃねぇーはずだったのに。
ちなみに俺がこのジャンジャグに手を出したときのデータはこうだった。
総G数:432G
BIG3回 バケ0回
合成:1/144
そして、帰ろうとしたその時、俺はあることに気がついて呆然と立ち尽くした。
俺がいつも靴をはくのは左足からなのに、この日は右足から履いたってことを!!
(ふっ・・・俺としたことがな・・・。明日はちゃんと左足から靴を履こう。)
完
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