今日は、医歯薬看護大会でした。




この記事は、もう少しして写真のデータが手に入ったら

mixiで更新しなおす予定なんで、

更新したらmixiのほうもぜひ見て、コメントください(^^)





医歯薬看護大会は、伊勢原校舎の学生みんなが

正式として出場できる試合です。


私は、文学部所属なのでOP参加しかできません。

OPっていうのは、記録は残るけど賞は取れません。


最初入部したころは、水泳したくて、

自分は中学では遅かったから

OPでしか出られないといわれても

どうせ遅いし平気だって思ってました。


だけど、最近試合とか重ねるうちに、

もし正式だったらって、思うようになってました。

どんなにいいタイムで泳いでも

賞状はないし、メダルもないし、点も入れられない。


それに、今までは湘南組が3人いたから

OPでも仲間がいるって思ってたけど

最近は、分かってくれる人もいなくなっちゃって

物足りない?もどかしい気持ちでした。


正式で出れる試合はみんな1つしかないよって

東医体出れる人も看護大会出れる人も

医歯薬看護大会出れる人も言うけど、

私はその一つもなくて、だから入賞とか

メダルとか、点とか、総合順位とか

目標にできるものがなくて

ただ、自己記録の更新だけが

私の持てる目標でした。


正直うらやましくてしょうがなくて、

大変そうだけどきらきらしてるみんなを見て

遠い存在に思っていました。


1年前は水泳楽しくなくって、

部活やめたくて、

いい加減な気持ちで

練習してたこともありました。

どうせ頑張っても、入賞できなし。

私のほうが速いのにリレーでれないし。

リレー出れても、それは泳力の関係で

みんなが出たくないって、出れないって思ったものの

穴埋め役で。

リレーに何の魅力も感じていませんでした。




正直、その気持ちは1年たった今日も同じで、

リレーおよいでも疲れちゃうだけだし、

私が泳いだらOPになっちゃうから

みんなが疲れるだけで点には入らないし。

他に、女子で出れる子がいないから

だったら女子はリレーでなくていいじゃんって

思っていました。



でも、今日はずるいことをしたけど

私を含めたリレーが正式に記録されました。

わざとじゃなくて、ずるをしようとしたわけじゃなく

正式でエントリーされていました。


女子のリレーが点取ってたよって

OBの先輩に言われて初めて事実をしって

ただ驚きました。

そして、悪いことしてるっていう気持ちもあったけど

自分が医歯薬看護大会で女子チームに

貢献できたっていう気持ちのほうが大きかったので

訂正しようとか、考えられませんでした。


今日の1発目のリレーは200メートルの

メドレーリレーで長水路のプールだったから

泳順で50メートルプールの両サイドに

分かれなくちゃいけなくて、レース後も

みんなで写真撮りたくても合流するのが大変だったりで、

リレーを頑張ったって気持ちがあまり感じられませんでした。



でも、2発目の200メートルのフリーリレーで、

またふたてに分かれちゃったけど

結果が組中1位で、アンカーで泳いだときに

両サイドに誰もいなくてすごいすがすがしく泳げて

着いた瞬間にわたしより先に泳いだ後輩と

いっしょに一位を喜ぶことができました。

すごくうれしくて、最終組じゃなかったから

全体で1位なわけではなかったけど

一つの結果を4人で喜べて、4倍うれしい気持ちになれました。




それで、私が今日のレースの中で1番うれしかったのは

400メートルのフリーリレー。


今回の試合は、女子の選手の最高学年が3年の私で、

試合初めての1年生とかがいたから

ちゃんとリードしなくちゃいけないって

思っていたんだけど、私が置いてけぼりになっちゃうくらいに

1、2年生がしっかり動けていて、楽だなって思った反面、

やっぱり、もっと、私がしっかりしないといけないって思わされました。


そんな成長した2年生とか、しっかりしている1年生と一緒に出た、

今日最後の種目の400メートルフリーリレーは

みんなで同じアクアフォースの水着と白いシリコンをかぶって望みました。



1泳のあい、2泳のもりもり、3泳のりえのあと、アンカーが私。

飛び込んだらゴーグルがズレて少しずつ水入ってきて

気になっちゃったけど、きょうの今までのレースを見てきてくれた

みんなからアドバイスされたことを頑張って直そうって思って

後半でばてないぞって決めて泳ぎました。




そして、

最後、タッチして、パって見上げた光景。

これは、たぶん一生忘れられないくらい

素敵な光景だったんだけど。


リレーを一緒に泳ぎ切った3の人の後輩が

同じ水着に同じ帽子でまっすぐ並んで

私が帰ってくるのを待っててくれました。


それまでのリレー種目は200メートルだったから

1人しか待っててくれなかったんだけど

今回は100メートル泳ぐから

同じところからスタートして、

同じところに帰ってくる。

当たり前なことだけど、それがうれしくて。

そして、アンカーだったから

次の泳者を見送るではなく、

ただ私の帰りを待っててくれたことが

本当に当たり前で、みんなからしたら

大したことじゃないけど

すごくすごくうれしかった。



しかも、そのレースがOPじゃなくて

正式な記録になって、5位ってことで

賞状ももらえて得点にもなりました。




私がリレーを泳ぐってことは

他の人の努力がOPっていう

結果になってしまうから

いつもどこか後ろめたくて

申し訳なくて

リレーは好きになれませんでした。

それに、リレーを泳いでいても

誰をぬかして何位になろうとか

かんがえられなくて、

ただ、びりじゃありませんようにとか

ベスト出ますようにとかしか

思うことができませんでした。



でも、今日、ずるいことだけど正式で出れて

得点とれて、賞状もらえて

考え方変わりました。


もう、こんなことできないかもしれないけど

私の泳ぎがチームに貢献するって思うと

自己ベストとかじゃなくて

もっと速いタイムを出して少しでも

得点を多くとろうって考え方が

できるようになりました。




今まで、乗り越えてきた練習のつらさの意味は

こういうところで出るんだなって思いました。

頑張ってきたのは、自分のためだけじゃなくて

チームのため、

リレーで5位に入るため、

チームに得点を入れるためだったんだと思いました。


今までしてきた練習が、

結果には出なかったけど

初めてこういう大きな試合で

チームの得点として

加算されて

チームの仲間のみんなのためになることが

すごくすごくうれしかったです。




なんとなく、試合前は一人蚊帳の外にいる気分で

タイムが出ててもそれは自分のためでしかないんだって

思っていたけど

こうやって、正式で出れることがこんなにも

うれしいことなんだって思うと

ずるも悪くないなって思っちゃいますね。








この気持ち、みんなにはわかんないと思うけど

どのくらいうれしいかというと

うれし泣きで自転車こぐのが

大変になるくらい。





そのくらいうれしいっていうお話でした。


jajadajdajさんのブログ







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ps


一年経ったいま、まだまだこれをみて私は幸せな気持ちになれる。

20年の人生の中で、この瞬間ほど自分に自信が持てたことってないかもしれない。


なくしたと思っていたこの記事が今日見れてよかったかも。


先週から始まった、私の最終シーズン。


競泳人生、大した歴史も経歴もないけど、私のかけがえのない大事な時間。


悔いの残らない、最高のシーズンにする、




悔いは、絶対残るけどね、


だって、ベスト出ても、もっともっと出さないとって思えちゃうもん。


あ、とりあえず、28秒台出してからじゃないと、私、引退できません、しません。


いつも、大きいこと言ってできないと嫌だから言わないようにしてるんだけど、

いいかな?最終シーズンなら、ね、







有終の美を飾る、28秒出します。


東海大学伊勢原水泳部 伊藤真希