*オズの魔法使い The Wizard of Oz* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

ミスター・ビーンのお気楽ブログ

好きな音楽の話題を中心に、気の向くままに書いていきます。

≪原作≫
1899年に書かれたアメリカ最初の童話。作者はライマン・フランク・ボームで原題は「The Wonderful Wizard of Oz」。ボームが14冊、ボームの死後は他の作者が書き継ぎ、オズ・シリーズ(Oz books)を出版している。

オズの魔法使い


≪ミュージカル≫
初のミュージカル化は1903年と早かった。
1975年のブロードウェイ版は「The Wiz」、つまりWizardの略語が題名になり、オール・ブラック・キャスト・バージョンという異色の作品。ブラック・ミュージカルの一つの頂点となる舞台であり、トニー賞も主要7部門を独占している。ただ、映画版で有名な「Over the Rainbow」は歌われていない。曲は専らロック、ソウル、リズム&ブルースが中心。


オズの魔法使い


≪映画≫
原作者ボーム自身が製作に携わった1910年製作のサイレント映画以来何本も作られているが、1939年にMGM社が製作したファンタジー・ミュージカル映画「オズの魔法使い The Wizard of Oz」が最も有名で、世界的に大ヒット。特に主人公ドロシー役のジュディー・ガーランドが歌う挿入歌「虹の彼方に Somewhere Over the Rainbow」は以後歌い継がれ、ジャズのスタンダード・ナンバーになっている。

オズの魔法使い


≪あらすじ≫
カンザス州の少女ドロシーが愛犬トトと共に、突然の竜巻で家ごとマンチキン(小人)たちの住むオズの国に運ばれる。家に帰りたいドロシーは、良い魔女アダパールの勧めで魔法の力を持つ銀の靴を履いて黄色のレンガの道をたどり、エメラルド・シティーに住むオズの宮殿を目指して旅に出る。
途中、脳みその欲しいカカシ、心が欲しいブリキマン、勇気が欲しいライオンと道連れになり、一行は苦労の末エメラルド・シティーに到着して大魔法使いオズに会う。西の悪い魔女イーヴリンを退治すれば願いを叶えてやろうと言うオズの言葉を信じて、一行は魔女を退治するが、実はオズはただのインチキ手品師であることがばれる。
カカシやブリキマン、ライオンの願いは叶えられるが、ドロシーだけはカンザスに帰ることが出来ない。脳みそを取り戻したカカシの発案で、気球に乗って帰ることにしたのだが、肝心のドロシーが気球に乗り遅れてしまう。
その時、南の良い魔女グリンダが現れ、銀の靴を履いてかかとを3度ならしてお願いすれば願いが叶うと告げる。ドロシーがその通りにすると、そこは故郷カンザスの家だった。





≪Somewhere Over the Rainbow 虹の彼方に≫

オズの魔法使い

Somewhere over the rainbow
Way up high,
There's a land that I heard of
Once in a lullaby.


あの虹を超えて
高く上がって行くと
昔、子守歌で聞いた
土地があるのよ


Somewhere over the rainbow
Skies are blue,
And the dreams that you dare to dream
Really do come true.


あの虹を超えて行くと
空は真っ青
どんな大胆な夢も
本当になるの


Someday I'll wish upon a star
And wake up where the clouds are far
Behind me.
Where troubles melt like lemon drops
Away above the chimney tops
That's where you'll find me.


いつかお星さまに願いをかけるわ
そして目が覚めると
私ははるか雲の上にいる
そこでは悩みなんかレモンドロップのように溶けてしまう
煙突の天辺よりずっと高い所に
私はいるの


Somewhere over the rainbow
Bluebirds fly.
Birds fly over the rainbow.
Why then, oh why can't I?


あの虹を超えて
青い鳥が飛んで行く
鳥が飛んで行けるんだもの
私にだって行けるはずよ


If happy little bluebirds fly
Beyond the rainbow
Why, oh why can't I?


幸せの青い鳥が
虹を超えて行けるなら
私にだって行けるはずよ


(ミスター・ビーン訳)


1939年映画版 ジュディー・ガーランド


スーザン・エレンス


Katharine McPhee


ペタしてね