*エビータ Evita* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

ミスター・ビーンのお気楽ブログ

好きな音楽の話題を中心に、気の向くままに書いていきます。

今日はいわゆるロンドン・ミュージカルの草分け的作品の一つ

≪エビータ Evita≫

「ジーザス・クライスト・スーパースター」(1971年)に続いて、アンドリュー・ロイド・ウェバー(作曲)、ティム・ライス(作詞・脚本)コンビによるポップ・オペラ。

ロンドン初演は1978年6月21日、プリンス・エドワード劇場。翌1979年9月25日にはニューヨークのブロードウェイ劇場でいわゆるブロードウェイ・デビューを果たし、公演回数は1567回に及んだ。ロンドン・ミュージカルのブロードウェイ進出の先陣を切った作品である。日本初演は1982年3月、劇団四季、日生劇場。


≪あらすじ≫
アルゼンチンの独裁者ペロン大統領の妻として副大統領になり、権力を振るったエヴァ・ペロン(エビータいは愛称)の波乱に満ちた生涯を描いている。
貧しい生い立ちからタンゴ歌手として売り出し、ペロン将軍の妻へ、そして夫が大統領の座に就くと彼女も27歳でナンバー2の座に就き権力を振るった。しかし、癌に侵され、1952年、33歳の若さでその生涯を閉じる。


劇中歌としては、エビータがアルゼンチンの群衆に語りかけるように歌うバラード

≪DON'T CRY FOR ME, ARGENTINA アルゼンチンよ、泣かないで≫

が圧倒的。初演当時には、オリヴィア・ニュートン=ジョンが頻繁に歌い、ポール・モーリアもよく演奏した。


エビータ





DON'T CRY FOR ME, ARGENTINA

It won't be easy, you'll think it strange
When I try to explain how I feel
That I still need your love
After all that I've done


簡単には行かないわ、皆さん不思議に思うでしょうね
これだけのことをしてきたのに
まだ皆さんの愛が必要だという
切実な想いをを分かって欲しいというのだから


You won't believe me
All you will see is a girl you once knew
Although she's dressed up to the nines
At sixes and sevens with you


信じてもらえないかもしれないけれど
皆さんの目の前にいるのは、昔の少女の私
豪華に着飾ってはいるけれど
皆さんを前にして、心乱れる少女なの


I had to let it happen, I had to change
Couldn't stay all my life down at heel
Looking out of the window
Staying out of the sun


他に仕方がなかったの、私は変わらねばならなかった
窓の外を眺め
日陰の存在に甘んじて
生涯惨めな姿ではいられなかった


So I chose freedom
Running around trying everything new
But nothing impressed me at all
I never expected it to


だから私は自由を選んだ
手当たりしだい、新しいことに手を染めて
でも決して心動かされることはなかったし
そうなると期待もしなかった


Don't cry for me, Argentina
The truth is, I never left you
All through my wild days
My mad existence, I kept my promise
Don't keep your distance


泣かないで、アルゼンティーナ
私は決してあなたから離れなかった
波乱万丈な日々にも
狂おしい生き方の中でも、私は約束を守った
私に距離を置かないで


And as for fortune, and as for fame
I never invited them in
Though it seemed to the world
They were all I desired


富と名声
自分から求めることはなかったわ
世間の目には
私が求めたように映るでしょうが


They are illusions
They're not the solutions they promised to be
The answer was here all the time
I love you and hope you love me


富と名声、そんなものは幻
有望な解決策になりはしない
答えはいつもここにあった
皆さんを愛しています、そして私もみなさんに愛されたい


Don't cry for me, Argentina

Don't cry for me, Argentina
The truth is I never left you
All through my wild days
My mad existence, I kept my promise
Don't keep your distance


泣かないで、アルゼンティーナ

泣かないで、アルゼンティーナ
私は決してあなたから離れなかった
波乱万丈な日々にも
狂おしい生き方の中でも、私は約束を守った
私に距離を置かないで


Have I said too much? There's nothing more
I can think of to say to you
But all you have to do is look at me to know
That every word is true


私は語りすぎたかしら? もうこれ以上
あなたたちに伝える言葉は見つからない
でも、私を見てくれれば分かるはず
私の言葉に嘘偽りはないことが


(ミスター・ビーン訳)



スーザン・エレンス


オリビア・ニュートン=ジョン


カレン・カーペンターズ


ペタしてね