*私を見守ってくれる人 Someone To Watch Over Me* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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【1980年~1990年①】
1980年、シナトラは6年ぶりにアルバムをリリースします。
それは、「三部作:過去、現在、未来(Trilogy: Past Present Future)」
LP三枚組の非常に意欲的なアルバムで、

1枚目の「過去」は、ビリー・メイ(Billy May)がアレンジを担当し、ロック以前の時代の曲、シナトラの若い頃、中堅時代のヒット曲を集めたもの。

2枚目の「現在」は、ロックや同時代の、それまで彼が敢えて歌わなかった曲。ドン・コスタ(Don Costa)がアレンジを担当し、ビリー・ジョエルの名曲「Just The Way You Are(素顔のままで)」、ジョージ・ハリソンの名曲「Something」、エルヴィス・プレスリーの「Love Me Tender」などがカヴァーされています。

3枚目の「未来」は、ゴードン・ジェンキンス(Gordon Jenkins)がアレンジを担当し、シナトラの未来への深い想いをミュージカル風に仕立てられたジャズ・ヴォーカルで表現した曲集です。

このアルバムは、グラミー賞6部門にノミネートされ、ビルボード・アルバムチャートでも最高17位を記録しました。



さて、今日の曲は

「私を見守ってくれる人(Someone To Watch Over Me)」

この曲は1926年、ミュージカル「オー、ケイ!(Oh, Kay!)」の劇中歌として、ガーシュウィン兄弟によって書かれました。
作詞が兄のアイラ、作曲が弟のジョージです。イギリスのミュージカル女優ガートルード・ローレンスが劇中で歌い、以後フランク・シナトラ、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ボーンなど多くの歌手がカヴァーしジャズのスタンダード・ナンバーになっています。


sinatra



Someone to Watch Over Me
There's a somebody I'm longing to see
I hope that she
Turns out to be
Someone who'll watch over me.


会いたくてたまらない女(ひと)がいる
彼女が
僕を見守ってくれること
それが僕の望みなのさ


I'm a little lamb who's lost in the wood.
I know I could
Always be good
To one who'll watch over me.


僕は森で迷う子羊
いつでもいい子になれるんだ
僕を見守ってくれる人
そんな人が相手なら


Although I may not be the man some
Girls think of as handsome
But to her heart I'll carry the key.


僕は他の娘が思うような
ハンサムじゃないかもしれない
でも彼女のハートを開く鍵を持ってるんだ


Won't you telI her please to put on some
speed -
Follow my lead -
Oh! How I need
Someone to watch over me.


彼女に伝えてくれないか
少し急いでくれってね
僕の後について来てくれって
無くてはならない人なんだ
僕を見守ってくれる人


Won't you telI her please to put on some
speed -
Follow my lead -
Oh! How I need
Someone to watch over me.


彼女に伝えてくれないか
少し急いでくれってね
僕の後について来てくれって
無くてはならない人なんだ
僕を見守ってくれる人




(ミスター・ビーン訳)


シナトラ


Jean Louisa Kelly


Mary Hopkin


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