*ダニー・ボーイ Danny Boy* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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今日は、皆さんよくご存知のアイルランド民謡をアップします。

「ダニー・ボーイ(Danny Boy)」

もともとこの曲は、北アイルランドのロンドンデリー州リマヴァディに住むジェイン・ロスが採譜したもので、タイトルも歌詞もない器楽曲でした。後にロンドンデリーで採譜されたということで「ロンドンデリーの歌(Londonderry Air)」として知られるようになったようです。

この哀切で美しい曲には様々な歌詞が付けられましたが、イングランドの弁護士、フレデリック・ウェザリーが「ダニー・ボーイ」という題名で歌詞をつけ1913年に発表しました。

この歌詞は、様々な解釈が出来ますが、翌年の1914年、第一次世界大戦が始まっていることを考えれば、愛しい我が子を戦場に送り出す母親の気持ちを歌っていると取るのが一番しっくりいくのではないかと思われます。

今日は、アイルランド出身の女性4人の音楽グループ、ケルティック・ウーマン(Celtic Woman)」とケンブリッジ大学のキングズ・カレッジ出身の声楽グループ、キングズ・シンガーズ(The King's Singers)他の歌唱で聴いてみましょう。


danny boy



Danny Boy
Oh Danny boy, the pipes, the pipes are calling
From glen to glen, and down the mountain side
The summer's gone, and all the roses falling
'Tis you, 'tis you must go and I must bide.
But come ye back when summer's in the meadow
Or when the valley's hushed and white with snow
'Tis I'll be here in sunshine or in shadow
Oh Danny boy, oh Danny boy, I love you so.


ねえダニー バグパイプの音が木霊(こだま)している
谷から谷へ そして山肌を下って
夏は終わり 薔薇もみな散りかけている
お前は行かねばならないのね 私は留守を守らねば
でも 戻ってきておくれ 再び草原に夏がめぐる頃
それとも 谷が静かに雪で覆われる頃に
それまでここで待ちましょう 照る日も曇る日も
ああダニー ああダニー どれほどお前を愛していることか

 
But when ye come, and all the flowers are dying
If I am dead, as dead I well may be
You'll come and find the place where I am lying
And kneel and say an "Ave" there for me.
And I shall hear, tho' soft you tread above me
And all my grave will warmer, sweeter be
For ye shall bend and tell me that you love me
And I shall sleep in peace until you come to me.


でも お前が戻って来る頃は 花はみな枯れかかり
私はこの世に居ないかも
そのときは見つけに来ておくれ 私が眠るその場所を
そして静かに跪(ひざまず)き 私のために祈っておくれ
きっと私には聞こえるわ どんなに小さな足音も
そのとき私のお墓はね 暖かくて心地よいものになる
なぜってお前が身を屈(かが)め 愛していると囁(ささや)くからよ
私は安らかに眠りましょう お前が戻って来るまでは 


(ミスター・ビーン訳)



ケルティック・ウーマン


キングズ・スィンガーズ


ヘイリー・ウェステンラ


フィンバー・ライト


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