*夏の名残の薔薇 The Last Rose Of Summer* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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今日の1曲は、

「夏の名残の薔薇(The Last Rose Of Summer)」

原詩は、バイロンやシェリーの友人でもあったアイルランドの詩人トーマス・ムーアが1805年、アイルランドのキルケニー郡ジェンキンスタウン・パークで書いたものです。メロディーは当時アイルランドでよく知られていたものらしいのですが、ジョージ・アレクサンダー・オズボーンが作曲したという説もあるようです。


the last rose of summer


'Tis the last rose of Summer
'Tis the last rose of Summer,
Left blooming alone;
All her lovely companions
Are faded and gone;
No flower of her kindred,
No rosebud is nigh,
To reflect back her blushes,
Or give sigh for sigh!


夏の名残の薔薇が一輪
独り寂しく咲いている
麗しき仲間たちは皆
色あせ、枯れてしまった
近くには仲間たちの姿も
蕾の姿もありはしない
深紅の輝きを分かち合い
ため息を交わし合う仲間たちは!


I'll not leave thee, thou lone one,
To pine on the stem;
Since the lovely are sleeping,
Go sleep thou with them.
Thus kindly I scatter
Thy leaves o'er the bed
Where thy mates of the garden
Lie scentless and dead.


お前一人を茎に残して
悲しませてはおかぬ
麗しき仲間たちは眠っているのだから
お前も共に眠るがいい
お前の葉を花壇一面に
まき散らしてあげよう
そこには庭の仲間たちが、今は香りも消え
枯れた姿を横たえている


So soon may I follow,
When friendships decay,
And from Love's shining circle
The gems drop away!
When true hearts lie withered,
And fond ones are flown,
Oh! who would inhabit
This bleak world alone?


やがて私も後に続こう
友情が朽ちて
輝かしい愛の環から
宝石のような友が一人、また一人と消え去るときには!
真心がしぼみ
愛する者たちが飛び去ってしまったとき
ああ!どうして独り生きながらえようか
この荒涼とした世の中に!


(ミスター・ビーン訳)

ローラ・ライト


ケルティック・ウーマン


シャーロット・チャーチ


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