*フランク・シナトラ(16)ー Fly Me To The Moon ー* | ミスター・ビーンのお気楽ブログ

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【1960~1970年④】
1961年9月11日と12日に、シナトラはキャピトル・レコードでの最後の曲集を録音しました。

1962年、シナトラは東西冷戦を背景にした政治スリラー映画「影なき狙撃者 (The Manchurian Candidate)」でジャネット・リー(Janet Leigh)、ローレンス・ハーヴェイ(Laurence Harvey)と共演しベネット・マーコ大尉役を演じます。

同じく1962年、シナトラはカウント・ベイシー(Count Basie)とコラボしアルバム「シナトラ=ベイシー(Sinatra-Basie)」をリリースしますが、その成功に促されてその2年後には再びカウント・ベイシーとのコラボを行い、前作の続編とも言える「イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スウィング(It Might as Well Be Swing)」をリリースしました。
このアルバムはクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)が編曲を担当しています。
収録曲は、A面が「Fly Me To The Moon」、「I Wish You Love」、「I Believe In You」、「More」、「I Can't Stop Loving You」、B面が「Hello, Dolly!」、「I Wanna Be Around」、「The Best Is Yet To Come」、「The Good Life」、「Wives And Lovers」
となっています。

また、1966年1月から2月にかけてシナトラ初のライヴ・アルバム「シナトラ・アット・ザ・サンズ(Sinatra at the Sands)」がラスヴェガスのザ・サンズ・ホテル・アンド・カジノ(the Sands Hotel and Casino)で録音されました。


では、今日の1曲は「イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スウィング(It Might as Well Be Swing)」A面の最初を飾る

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(Fly Me To The Moon)」

を聴いてみましょう。

曲の由来については、ウィキペディア(日本語版)に詳細な説明がありましたのでご参照下さい。


この曲は1954年に作曲家・作詞家のバート・ハワード(Bart Howard、1915年7月1日 - 2004年2月21日)によって作られたもので、初演はニューヨークのキャバレー "Blue Angel" において、ヴォーカルのフェリシア・サンダーズ (Felicia Sanders) によるものであった。ただしこの時の曲のタイトルは "In Other Words"(「言い換えると」の意味)であり、曲調も3拍子で、現在多く採用されているアレンジとは装いをかなり異にしていた。この「In other words」という台詞は歌詞の中にも登場しており、現在でもこの曲をカバーする際に "Fly Me to the Moon (In Other Words)" というタイトルとしているアーティストもいる。同年にはヴォーカルのケイ・バラード (Kaye Ballard) によりデッカ・レコードにて初めて録音されている。
1956年にはポーシャ・ネルソンのアルバム『Let Me Love You』に収録された。同じ年に、ジョニー・マティスがこの曲を収録する際に初めて『Fly Me to the Moon』の題が登場した。
現在多く耳にする『Fly Me to the Moon』が完成するのは1962年の事である。作曲家・編曲家のジョー・ハーネル (Joe Harnell) が4拍子のボサノヴァ風に書き直した曲が、現在よく知られているアレンジの一つである。その後フランク・シナトラがカバーして爆発的なヒットになった。ヴォーカルナンバー以外でもインストナンバーとしても知られ、オスカー・ピーターソン等のジャズ・アーティストが演奏している。
シナトラがこの曲を発表した1960年代、アメリカ合衆国はアポロ計画の真っ只中にあって、本当に「月に連れて行って」貰えるのは非常に近くまで迫っている未来の出来事であった。そのため『Fly Me to the Moon』は一種の時代のテーマソングのように扱われ、これがこの曲のヒットにつながった。シナトラのバージョンの録音テープは、アポロ10号、11号にも積み込まれ、人類が月に持ち込んだ最初の曲になった。
この曲は非常に多くの歌手がカバーしていることでも知られており、劇中曲として使用されることも多い。
(ウィキペディアより)


Fly Me To The Moon
Fly me to the moon
And let me play amongst the stars
Let me know what spring is like
On Jupiter and Mars

In other words, hold my hand
In other words, baby kiss me


私を月に連れてって
星の中で遊ばせて
教えて欲しいの春の景色を
木星と火星の春を

つまりね、私の手を握ってほしいの
だからね、私にキスをしてほしいの


Fill my heart with song
And let me sing for ever more
You are all I long for
All I cherish and adore

In other words, please be true
In other words, I love you


私の心を歌で満たしてね
私にいつまでも歌わせてね
私が欲しいのはあなただけ
大切で愛(いと)しいあなただけ

つまりね、裏切らないでほしいの
だからね、愛しているの


Fill my heart with song
And let me sing for ever more
You are all I long for
All I cherish and adore

In other words, please be true
In other words, I love you


私の心を歌で満たしてね
私にいつまでも歌わせてね
私が欲しいのはあなただけ
大切で愛(いと)しいあなただけ

つまりね、裏切らないでほしいの
だからね、愛しているの


(私訳)



シナトラ


アストラッド・ジルベルト