もう忘れている人も居るでしょうが 続きです
誰だっ！
あ・・あなたは確かっ
あなたは確かっ
あなた・・は・・確か・・
えーと・・ あなたは確か～・・
忘れたんやろっ！
さっき 会ったとこやろっ！
あっ 思い出したーーっ
思い出したーーーっ
ふ・・やっと思い出したか・・
ハゲで屁をこいたっ！
ハゲでしっこちびったっ
ちがーーうっ ハゲーデ・ウン・コデータやっ！
・・・たく・・・
・・ん？・・
どうしたんや・・
一体何があったんや ハゲーデ・・？
ハゲーデはお前や お前こそ一体何が
あったんや その頭は・・
私は・・・私は・・・
ん・・？
その彼に恋しちゃったんですーーーっ
な・・なんやと・・
熊五郎に恋やと・・
はい・・
やめとけ ハゲーデっ
せめて人間にしろっ
人間じゃっ！
一体 熊五郎のどこが良かったんやっ
はい・・・ええと・・・
不潔で性格悪そうで ケチで変態で淫乱で
スケベそうで なまけもので仕事をしなくて
マザコンで幼稚で足の臭そうな所が好きなんです
おい・・今の愛の告白か・・？
いや・・普通に悪口やろ・・
許しますっ！
ん・・？
あっ おかんっ！
しかも着替えてるっ
いつの間にっ！
着替える意味なんて 何処にあるねんっ
中学生が初めてデートに行く時みたいな
格好しやがってっ
「伊豆へ～」の記事が出てる間に
着替えて来たわ
タイトルが伊豆と言いながら まともな写真も
撮れず 苦し紛れに富士山の写真を出した
んだけど ブロ友の華さんが同じ時期に
富士山に行っていて 記事も富士山被りに
なってしまったと焦っている間に着替えてきたわ
おのれ～内情をぺらぺらと～
堂ヶ島に行っただけで 伊豆へ～なんて
大げさなタイトルをつけた事も悩んでいたわ
とにかく ハゲーデさんと
熊五郎ちゃんの結婚を認めますっ
さちおじゃっ
わぁ お母様 ありがとうっ
私はいつも 熊五郎さんを遠くから
見て居るだけだった・・
いつも・・いつも・・遠くから・・
遠くから見て居るだけだった・・
だから彼は気付いてくれなかったわっ
だから私は彼に気付いて欲しくて・・
大きな岩を道に置いたり・・
道に落とし穴を掘ったり
熊の着ぐるみで脅かしたり・・
本物の象で追いかけたりも したわ・・
でも彼は私の事に全然気付いてくれなかった
気付くかっ！
普通に声 かけろやっ！
そうか・・そういう事だったのか・・
じゃあ 空から槍が１００本ほど飛んで来たりとか
道にヘビが１００匹ほど居たりとか
イノシシが１００頭ほど追いかけて来たりとか
全て貴方ですか・・？
はい・・そうです・・
まるでハリーポッターの映画みたいやな
しかし熊五郎よく生きてたな・・
許しますっ
二人の恋を許します
あっ おかん変な帽子を被ってるぞっ
富士山やっ よっぽど富士山にこだわってるなっ
熊五郎さん・・
ハゲーデさん・・
あれ さちおやって言わんのかい
とうとう本人も認めたな
でも刑事さん・・
私が熊五郎さんに した事は犯罪じゃ・・
槍を投げたり 象で追いかけたり・・
さ～て何の事かな～
私には この青い空の下 爽やかな鳥の声
そして爽やかな風の音しか聞こえてなかったなー
ツルッパゲが何か言うとるでー
こうして事件は解決した
しかしこの先も彼等の前には難事件が
待ち受けているだろう
しかし彼等は負けない その正義の心が
ある限り
おしまい