ミカンをよく食べると骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防できるらしいことが、果樹研究所の杉浦実主任研究員らの研究でわかった。ミカンを黄色くする色素であるβクリプトキサンチンが、骨を増やしたり、減少を抑えたりしていると考えられる。20日付米科学誌プロスワンで発表した。

 女性が閉経してホルモンのバランスが変わると、骨粗鬆症にかかりやすくなる。一方、杉浦さんらが温州ミカンの産地の一つ、浜松市の三ケ日町地域で行ってきた研究で、ミカンを多く食べる女性は患者が少ない傾向もわかっていた。

 そこで、この地域の閉経後の女性212人で、βクリプトキサンチンの血中濃度と骨粗鬆症の関連を調べたところ、ミカンを毎日4個食べることに相当する血中濃度の人は、ミカンを食べない日がある人よりも、骨粗鬆症にかかるリスクが92%低いことがわかった。

 果物などに含まれる色素の骨粗鬆症予防効果が明らかになったのは世界で初めてという。

 江崎グリコは25日、ベトナムのホーチミン市で「ポッキーチョコレート」と「ポッキーストロベリー」の2種類の販売を始めた。ベトナム市場への本格参入となる。ともに現地価格で約57円。タイの子会社で生産したポッキーをベトナムに輸出する。来年1月には首都ハノイでも発売し、販売エリアを徐々に広げる計画。2016年度に約40億円の売り上げを目標にしている。同社は今年1月、ベトナムで強い販売網を持つ、菓子製造・販売大手のキンド社(本社ホーチミン市)と業務提携していた。
 横浜市中区の「カップヌードルミュージアムパーク」で25日、「ラーメン記念日フェスタ」が始まった。1958年8月25日に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発売した日清食品ホールディングスの主催。親子らはクイズに挑戦してチキンラーメンをもらったり、商品キャラクター「ひよこちゃん」の着ぐるみを囲んで写真撮影を楽しんだりした。

 日清食品は8月25日を「ラーメン記念日」に定めている。昨年9月、「カップヌードルミュージアム」をオープンしたことを受け、同所で初めて記念日フェスタを開いた。

 横浜市旭区の会社員、佐藤麻美さん(32)は娘の思遥(しはる)ちゃん(3)と楽しんだ。夫が昔からチキンラーメンが大好きで、今では思遥ちゃんも一緒に食べているといい、「今後もずっと家族で食べ続けます」。フェスタは26日まで。