B級グルメブームの先駆けとなった静岡県の「富士宮やきそば」が、ついに海を渡る。「食の都」香港と、世界の食が集まるニューヨークで、それぞれ食のイベントに出展する。ブームを仕掛けた富士宮やきそば学会の渡辺英彦会長は「富士宮ブランドの海外進出のきっかけにして、最後はパスタの国、イタリアを目指す」と意気盛んだ。

 出展するのは、11~13日に香港で開かれる「香港フード・エキスポ2011」と、21日にニューヨークのマジソンアベニューで開かれる「デイトップ・マジソン・アベニュー・フェスティバル」。フードエキスポは企業向け商談会だが、ニューヨークは約450店が出店。約4万5千人の集客が見込まれる大規模なストリートフェアだ。

 同学会のメンバーと、ミス富士山の計8人が現地入りし、富士山のふもとの富士宮をアピールしながら、約1千食分を販売しようという計画だ。