一昨日、久しぶりにプールに入った。この冬は風邪が長引き、いまだに痰咳がよく出て、鼻喉周辺がすっきりしない。その上、足の小指の骨折が完治せず、時々歩いているとツーっと痛みが走る。そんなわけで運動は控えめ。スポーツクラブへは、時間のある時にサウナに入りにいくだけ。

でも一昨日は本当に久しぶりにプールに入る気になった。それは池江選手の白血病のカミングアウトがある。テレビの突然のニュースに背筋がぞっとした。まさか、フェイクニュースであってほしいと思ったが、事実。輝いている笑顔、ダイナミックな泳ぎが浮かんだ。幼児のころから泳ぎが大好きで、頑張り屋さんの彼女が、闘病生活に。

私など、まったく足元にも及ばない、まったく赤の他人だが、なんだか自宅でグズグズしているのに罪悪感をおぼえた。

プールでは彼女の病気が話題になっていた。「大丈夫よね」「どうしてあんな可愛らしくて、実力があり努力家の素晴らしい人が?」「まだ十代でしょう。どうして彼女が?」「今は医療が進歩しているから必ず治るよね。」皆、彼女を心配し、彼女なら苦しい治療であっても頑張れると確信していた。多くのオバサンたちも、何もできないけど、心の中で応援しているからね。

クロールでゆっくりと水をかくごとに、彼女を思った。厳しい試練に立ち向かう彼女、医療を信じて、無理せず、頑張れと心の中で叫んだ。それにしても神も仏もないこの世。ああ、無情。