ゲハ物語#04 ~illusion city~ | じゃどひどぶろぐ

ゲハ物語#04 ~illusion city~

艦内はこの非常事態でパニックに陥った。
実戦経験など無い者達にとっては恐怖でしかなかった。
『豚山に殺される・・・』

『肥料にされる・・・』

『米を無理やり食わされる・・・』
『絶対犯される・・・』
『奴は童貞だったな、性欲に物を言わすかも知れない・・・』
そんな想像がクルー達の頭をよぎった。


シド「・・・sAGe'O、艦内を異臭サーチしてくれ。今すぐだ」
sAGe'O「了解シマシタ」
シド「・・・しかし奴は死んだはず、何が起こったというのだ」
まこ8「医師も死亡を確認してますからねぇ」
sAGe'O「異臭発生源確認、『信者牢獄』デス」
シド「・・・!!!!!」
まこ8「まずいですねぇ、牢獄には『ヤツ』が居ますからねぇ」
シド「・・・監視員応答せよ。そちらの状況はどうなっている」


へんじがない、ただのしかばねのようだ


マリ「もう死んでるね」
シド「・・・直ちに牢獄へ二人一組で行動しろ」
まこ8「二人一組ですか。アーミーオb
シド「・・・クソゲーの名前を出すな。しょぼ+ぷち、ニセ∞+まこ8、中佐+しゃきん太で行動を命じる」
しょぼん太「なんで俺がぷちと組まなきゃいけねんだよw」
まこ8「僕はしょぼん太さんと組みたいです」
ぷち「何の問題も無いだろ。漏れ達古参だからな」


ぷちの一言で場は凍りつき、反論する者もいなかった。


シド「・・・『ヤツ』とのコンタクトを阻止しろ。殺害も許可する。見つけ次第実行に移れ」


即座に各々武器を手に取り信者牢獄へと向かった。
シドはオペレータールームに戻ると邪道がそこに居た。


邪道「なんでマリを送らなかったんですか?」
シド「・・・想像つかないかね、更に厄介なことになるぞ」


邪道はすぐにシドの言葉を理解した。


邪道「『キチガイ』に『キチガイ』を近づけるな、と」
シド「・・・あぁ」
邪道「見てみたい気もしますがね。非常にリスキーですが」
マリ「邪道ノートちょうだい」
邪道「くっ、こいつ・・・」


富山の向かった『信者牢獄』。果たして目的は如何に?
そして『キチガイ』と呼ばれる捕らえられた者の正体は?


次回「ゲハ物語#05 ~Secret Killer~」
目を開け。口を開くな。